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Laravelのマイグレーションの基本的なしくみ

2024/12/29に公開

初見でマイグレーションを見たときに意味がわからないので,最初に押さえておくと良いポイントのまとめ.

マイグレーションの基本的なしくみ

Laravel におけるマイグレーションが実行されるときの流れは以下のようになる.

  1. マイグレーションファイルの作成

    • php artisan make:migration コマンドを使用して新しいマイグレーションファイルを作成する.このファイルにはデータベーステーブルの作成,変更,削除などの操作を定義するものである.
  2. マイグレーションファイルの編集

    • 生成されたマイグレーションファイルを編集して,実行するデータベースの操作(テーブルの作成やカラムの追加など)を定義する.

    • up メソッドには,データベースに対して実行する操作を記述し,down メソッドには,up メソッドで実行した操作を元に戻す操作を記述する(テーブル作成に対するテーブル削除など).

    • 特にカラム操作のマイグレーションファイルを作成する場合には,down メソッドを適切に記述することが重要となる.

  3. マイグレーションの実行

    • php artisan migrate コマンドを実行し,マイグレーションファイル内の操作をデータベースに適用する.このコマンドはまだ実行されていない全てのマイグレーションを順に実行する.

    • 具体的には,マイグレーションファイルの up メソッドが実行される.

  4. マイグレーションの記録

    • マイグレーションが実行されると,実行された内容が DB の migrations テーブルに記録される.これにより,どのマイグレーションが既に実行されたかを Laravel が追跡できる.

    • migrations テーブルのレコードを削除した場合には実行した記録が消去されるため,php artisan migrate コマンドを実行すると,そのマイグレーションが再度実行される.

  5. マイグレーションのロールバック

    • もし最新のマイグレーションを元に戻す必要がある場合,php artisan migrate:rollback コマンドを使用して最後に実行されたマイグレーションをロールバック(元に戻す)ことができる.

    • ロールバックでは,マイグレーションファイルの down メソッドが実行される.

以上だ( `・ω・)b

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