VSCodeで内蔵ターミナルだけIcebergにする
この記事はとあるサークルのOB/OGで行っているN代アドベントカレンダーの10日目です。
はじめに
私はターミナルとしてmacOS標準のTerminal.appを使用しており、そのカラーテーマとしてIcebergを愛用しているのですが、VSCodeの内蔵ターミナルはTerminal.appのテーマ設定など反映してくれません。VSCode拡張機能としてはIcebergテーマがあるのですが、エディタのシンタックスハイライトなどはDark Modernの方が好きなので使えません。
そこで、エディタなど基本的な部分はDark Modernテーマを用いつつ、ターミナル周りだけIcebergにする方法を紹介します。
TL;DR
本編
VSCodeでは各種の色設定を.vscode/settings.json
や~/Library/Application Support/Code/User/settings.json
(※macOSの場合)から行うことができます。試しに適当なフォルダを開いて
{
"workbench.colorCustomizations": {
"terminal.selectionBackground": "#ff0000"
}
}
として内蔵ターミナルの適当な範囲を選択してみましょう。選択部分が真っ赤になります。
したがってVSCode全体ではDark Modernテーマを使用しつつ、ターミナル関連の色設定だけsettings.json
で上書きすれば「ぼくのかんがえたさいきょうのてーま」が完成します。
となるとあとはIcebergの色設定を手に入れるだけ。これはIcebergテーマの拡張機能のリポジトリから入手できます。本記事執筆時点ではthemes/iceberg.color-theme.json
のcolors.terminal***
に相当する部分を~/Library/Application Support/Code/User/settings.json
にコピペしましょう。
ただ、これだけではターミナルの背景色がDark Modernの色のままです。それはそれで悪くないのですが、背景色もIcebergにする場合は
"panel.background": "#161821",
という行を加えましょう。
これで冒頭に見せたようにIcebergの美しい色合いのターミナルをVSCodeでも使うことができます。
おわりに
VSCodeは、ターミナル以外もほとんどの部分の色をカスタマイズできます。好きな配色を設定して気持ちよくコーディングできる環境を整えてみてください。
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