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初心者向け|UnityのProject_TCCのキャラクターを差し替えて、VRMアバターを動かす方法。移動、TPSや2段ジャンプもかんたん!

2024/02/11に公開

VRMやFBX形式のアバター(Humanoid)を、サンプルを少し変更するだけで、簡単に動かすことができるProject_TCCが公開されました!

https://www.youtube.com/watch?v=2t9AVFbdNOs

動作確認環境

  • Project_TCC v.1.0.0
  • Unity 2023.2.0f1
  • UniVRM v0.119.0

導入手順

Project_TCCをUnityをダウンロード

  1. Project_TCCをGithubからダウンロード
    https://github.com/unity3d-jp/Project_TCC

https://github.com/unity3d-jp/Project_TCC

  1. Code をクリック
  2. Download ZIPをクリックして、プロジェクトをダウンロードする


3. ダウンロードしたProject_TCC-main.zipを「すべて展開(解凍)」します

Unity Hubに Project_TCC を追加する

  1. Unity Hubで「ディスクからプロジェクトを加える」でProject_TCCを選択
    1. Unity Hubを起動

    2. 追加「▼」をクリック

    3. ディスクからプロジェクトを開く をクリック

    4. さきほど展開した Project_TCC-main を選択します

    5. プロジェクトが追加されます

Unity 2023.2.0f1 のインストール方法

Unity Hubもしくは、公式サイトからUnity 2023.2.0f1をインストールができます。

Project_TCC を起動する

  1. Unity HubでProject_TCC-mainをクリックします。

    Unityが起動し、必要なファイルのダウンロードとインストールが自動ではじまります。完了までしばらく時間がかかります。

    暫く待つと、Unityエディタ画面が表示されます。
    Project_TCCを利用するための準備は完了です!

Project_TCC のサンプルを確認してみる

  1. Project_TCCでどんなことができるかサンプルのシーンで確認します。

  2. Assets/TCC/Scenes/02_Camera/UC-02-04_Cinemachine_2D_Control をダブルクリックします。
    シーンが読み込まれたら、画面上部中央にある▶の再生ボタンをクリックします。

ユニティちゃんをキーボード操作で移動とスペースキーでジャンプができるサンプルがプレイできます。
UC-02-04_Cinemachine_2D_Control

それでは、ユニティちゃんとVRMのアバターと差し替えてみます!

VRMをUnityにインポートする

VRMをUnityにインポートするためにUniVRMをダウンロードします。
すでにVRMをUnityに取り込めている方は読み飛ばしていただいて大丈夫です!

1. UniVRMのダウンロード

Githubからダウンロードします。
https://github.com/vrm-c/UniVRM/releases

2. UniVRMをUnityにインポートします

ダウンロードしたUniVRM-0.119.0_c684.unitypackageをUnityのProjectウィンドウにドラッグアンドドロップ(もしくはダブルクリック)します。
「Import Unity Package」が表示されます。チェックボックスは何も触らずにそのまま「Import」をクリックします。

画面左上に「UniGLTF、VRM0」が表示されればインポート完了です。

3. VRMファイルをUnityにインポートします

  1. アバターを管理するためのフォルダを作成します。(例:Avatar)
  2. さらにVRMをインポートするためのフォルダを作成します(例:AvatarSample_A)
  3. AvatarSample_Aのフォルダ内で、差し替えたVRMファイルをドラッグアンドドロップします。VRMのインポートが完了するとフォルダ内にいくつかファイルが生成されます。
    VRMの読み込み完了後

4. インポートしたVRMファイル(以下、アバター)をPrefab化する

  1. ProjectウィンドウにあるAvatarSample_A(水色のアイコン)を、Hierarchyウィンドウにドラッグアンドドロップします。HierarchyウィンドウにAvatarSample_Aが表示されます。SceneとGameウィンドウにもアバターが表示されます。

  2. 次に、HierarchyウィンドウにあるAvatarSample_AをProjectウィンドウにドラッグアンドドロップします。(一つ前の逆操作)

  3. Create Prefab or Variant? と表示されます。Original Prefabをクリックします。

  4. AvatarSample_A 1がProjectウィンドウに作成されます。
    Prefab化ができました。

  5. 最初にドラッグアンドドロップでHierarchyウィンドウに配置したAvatarSample_Aは不要なため削除します。

Project_TCCでキャラクターを差し替えるための準備ができました。
それではユニティちゃんを差し替えてサンプルシーンを確認しましょう!

キャラクターを差し替えてアバターを動かす!

Assets/TCC/Scenes 内に収録されている、Project_TCCのサンプルシーン群があります。
お好きなサンプルシーンを開きます。
サンプルシーンがたくさんあり迷ってしまうため、今回は、銃で的あてゲームができるAssets/TCC/Scenes/04_Shooter/UC-04-03_Hit.unityで、アバターを差し替えてみます。

  1. UC-04-03_Hitのシーンを開く
  2. HierarchyウィンドウのPlayerの左にある▼をクリック
  3. UnitychanRFN_STD Variantをクリック
  4. Inspectorウィンドウから、Prefabを差し替えたいアバターと変更します。
    Prefabの項目の右にある ◎をクリック

    先程作成したAvatarSample_A 1をクリックして選択します

    ユニティちゃんがアバターと差し替わりました!
  5. PlayerのAnimatorコンポーネントのAvatarを配置したアバターの物と差し替え
    HierarchyウィンドウのPlayerをクリックし、InspectorウィンドウからAnimatorコンポーネントのAvatarを変更します。
    ◎をクリックして、差し替えたアバターのAvatarを選択します。
  6. 置き換えたPrefabにAnimatorがある場合は、非アクティブにするもしくは、削除します。
    挙動がおかしくなることがあるため、HierarchyウィンドウのAvatarSample_A 1をクリックし、InspectorウィンドウからAnimatorコンポーネントのチェックを外します。

おつかれさまでした!アバターの差し替えが完了です。それではプレイボタンを押してアバターが差し替わったことを確認しましょう。

Project_TCCで、やってみたかったあのゲームの動きも、お手軽にUnityでゲームが作れそうです!

メモ

  • 差し替えたアバターがTポーズやAポーズのままでアニメーションしてしまう…
    PlayerのAnimatorコンポーネントのAvatarを配置したアバターの物と差し替えが必要です。UnitychanRFN_STDAvatarのままではないご確認を!

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