LoRaWAN: IXMでのLRRのトラブルシューティングの例
Cisco LoRaWAN Gateway (IXM)で Actility Packet Forwarder(LRR)を動かしていて、何か問題があった時の解決のヒントを挙げてみる。
自己責任でどうそ。
IXMでLRRのログを見る。
LRRのログを見るには、IXM-CLIから show packet-forwarderコマンドを使う。
GW#show packet-forwarder log name trace 250
別の方法として、コンテナにログインすると過去7日間のログを見ることができる。
ただし、UNIX系OSを使い慣れていない人はお勧めしない。自己責任で。
$ROOTACT/var/log/lrr/TRACE.log に LRRのログが記録される。
リアルタイムなログは下記コマンドで見ることができる。
終了は Ctrl+C
を押す。
ターミナルエミュレータによっては Ctrl+C
が効かない場合がある。
sttyで設定する。自己責任で。
bash-3.2# tail -f $ROOTACT/var/log/lrr/TRACE.log
過去のログは下記ファイルを参照する。
1日ごとにファイルが変わる。
ファイル形式は TRACE_NN.log
NNは 01から 07まで。
01が月曜日に該当する。
ERROR: received LrrID==0 from twa lrcid=201 idxlrc=0
Trouble Shooting: 下記の様なエラーが出続けて、NS側で見ると登録が完了しない。
01:14:37.211 (00880) [../main.c:4001] LAP LRC STARTED
01:14:37.211 (00880) [../main.c:4005] Get LrrID: from bootserver = 0, from twa = 1, lrrid=00000000
01:14:37.211 (00880) [../main.c:567] LRR send lrruid='005F86-024B069606FCF' to lrc='(null)' twa sz=284 idxlrc=1
01:14:37.463 (00880) [../main.c:4043] LAP RECV sz=28 szh=28 psz=0 lrrid=000000ca typ=32/32768(I) tms=0 rqtdelay=0
01:14:37.463 (00880) [../main.c:3560] get lrrid=00000000 from twa lrcuid=202 idxlrc=1
01:14:37.463 (00880) [../main.c:3593] ERROR: received LrrID==0 from twa lrcid=202 idxlrc=1 ! => retry later
01:14:41.543 (00880) [../main.c:6686] On timer failed to get lrrid from twa => lrrid '69606fcf' used
TWAは認証サーバ。
別のインスタンスに登録されている。
別のインスタンスの登録を削除してしばらく待つ。
ただし、12時間では改善しなかった。
TPCPから削除してやりなおしても改善しなかった。
1日経過するとつながるようになった。
Trouble Shooting: packet-forwarder firmware is not installed
packet forwarderの状態が見れない。
GW#show packet-forwarder status
packet-forwarder firmware is not installed
インストールが失敗している。
ありがちなのが下記の様にキーワードを間違えている。
GW(config)#packet-forwarder install firmware TP_Enterprise_BS_Image_cisco.C
ISCO_CIXM.1_any_TPCP_SAAS_2.6.53_v1.0_no-keygen.cpkg
packet-forwarder firmware validation failed
Trouble Shooting: NSにつながらない。
20分たってもつながらない場合、下記のログが出力される。
16:07:43.393 (31526) [../main.c:6164] no LRC connection during more than 1200sec => revssh
LRCまでの接続性がない。
基本的なチェックをしてもつながらない場合は、IPsecの設定が間違っている可能性がある。
Trouble Shooting: One session to container console is already open.
下記のエラーが出て、コンテナにつながらない。
GW#request shell container-console
Enter System Password:
One session to container console is already open.
Only one session to container console is allowed.
コンテナのセッションが残っている。
コンテナを再起動する。
GW(config)#container disable
Reset Container's private network...
Container is stopped.
GW(config)#no container disable
Container is started.
ただし、コンテナを再起動するとGPSアンテナのアクセスができなくなる場合がある。
その際はIXMを再起動する。
Trouble Shooting: cannot open gps device
15:26:52.872 (03554) [../gps.c:202] ERROR: opening TTY port for GPS failed - Too many levels of symbolic links (/dev/ttyS1)
15:26:52.872 (03554) [../gps.c:180] GPS cannot open gps device '/dev/ttyS1'
GPSへのアクセスができていない。
IXMを再起動する。
Trouble Shooting: RADIO cannot be started
15:27:18.453 (26629) [../lgw_x8.c:1282] BOARD1 RADIO cannot be started ret=-1 'Invalid version number for the top FPGA'
radio off になっている。
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