私がDropboxよりMEGA派だって話とMEGAの使い方
おはこんばんにちわ
みなさんはクラウドストレージ何を使ってますか?
Google,Amazon,MS当たりはアカウント持ってると付いてくるので個別に
サービスを追加することは少ないかも知れませんね
私はMEGAというサービスを使っています。
知っている人なら前身のサービスが違法ファイルの温床になっていたという経緯もあり
あまり良いイメージは無いかも知れません
でもアメリカさんが懲らしめたおかげで今はクリーンなサービスとして生まれ変わっています
前身のサービスから数えると15年以上サービス提供し続けているので急にサービス終了する心配が少ないのとそういった経緯で培われてきた技術力が功を奏したのか安定していて早いです
個人的には終端ノードで暗号化・復号化をする仕組みのおかげでHTTP通信でも通信の秘匿性が担保されるのが特筆すべき点かと思います
他にも色々便利な機能があるのですがそれは是非サイトから確認してみて下さい。
ところで、なぜ引き合いにDropBoxを出したのかというと
私はMEGAsyncというデスクトップアプリでDropBoxと同じようにディレクトリの同期をするために使っているからです
DropBoxじゃなくてこっち使ってる理由は簡単で
Dropboxってフリー垢だと2Gしか使えない状態から始まって色々課題クリアしてひーこらひーこらして殆ど現実的じゃない条件を達成することでやっと20Gお恵みいただけるでしょ?😔(今は違うのかな?)
でもMEGAは最初から20G使えます😍
(ここの容量はたまに変動します)
とここまで書いたところで
これただの広告やん!
って怒られそうな気がしてきたので
私の使い方を備忘録兼ねて紹介したいと思います
何はなくともMEGAに登録
コレがないと始まらないです
で登録したら
をインストールしてMEGAと同期するフォルダを設定します
私はこれで/mnt/MEGAを同期するようにしてます
gocryptfsをインストール
エンドポイントで暗号化・復号化されるから安心とか言われてもサーバ側では復号化されたファイル保持してんでしょ?
じゃあそこから流出したら終わりやん?
ってなるのでアップロードするファイルはこちらでも暗号化しときましょう
こいつを使うと特定フォルダを暗号化フォルダとして扱えるようになります。
apt install -y gocryptfs
これを使って暗号化されたファイルを同期することで
何かしらの理由でファイルが流出したとしても問題がないようにします
ここらへんはcryfsとかcryptomatorとか色々あります
どれも一長一短あるので好みの問題ですが
私は動作が軽く暗号化後のファイル容量がでかくなりすぎないgocryptfsを選びました
ちなみに漏れても問題ないファイルなら/mnt/MEGA直下に置いて
そのまま同期してもいいです
sirikaliをインストール
バッタモンのフリマアプリみたいな名前ですがスワヒリ語で極秘って意味らしいです
なんちゃらfs系ってだいたいmountコマンドとか/etc/fstabとかややこしい事して
マウントするイメージありますが
これ使うと対応してる暗号化ファイルシステムに限りますが
GUIからマウントすることが簡単に出来るようになります。
デスクトップOSとしてLinux使ってるならこれを使わない手は無いでしょう
apt install -y sirikali
はい、これで/mnt/MEGA/crypt配下が暗号化ディレクトリになりました
ちなみにデフォルト設定のままだとこの暗号化ディレクトリは
~/.SiriKali/crypt
とかにマウントされますのでそれが嫌な場合はSirikaliの設定画面から
こんな感じでマウントポイント変更して下さい
私の設定例だと
~/mnt/crypt
がマウントポイントになります
使ってみる
とりあえず適当に100Mのファイルを作ってみます
$ pv -Ss 100M /dev/urandom > ~/mnt/crypt/random
すぐに通知に常駐してるMEGAアイコンが同期中のアイコンになるので確認するとこんな感じ
20MB/sで暗号化されたファイルが同期されました
早いですね
さてここまで正常に動作したのなら今作ったSiriKaliのマウントポイントを右クリックしてadd To Favoritesからお気に入り登録します
やっとかないとアンマウントで設定が消えます
後は起動時に自動起動する設定をMEGASyncとSiriKaliに入れとけば終わりです。
終わり
最終的に出来上がったものを図にするとこんな感じになります
これで安心して使える20Gのクラウドドライブを手に入れることが出来ました
私は気分でLinuxをクリーンインストールしたりするので引き継ぎたいファイル等を
ここに一時的に置いたりするみたいな使い方をしてます
(昔はUSBメモリ使ってたよ無料で20Gも使えるなんていい時代になったもんだ)
実際に使ってみたら設定ファイルとかなんで実はDropBoxでも。。。🤐
これだけあればコンテナイメージとかも置けちゃうね😉
ちなみに普通に使っていれば無いと思いますが少し注意点もあります
あまりにも帯域を消費するユーザに関しては24Hの帯域制限が課せられます🤔
真似したい人は常識的な使い方を心がけましょう
それではよいLinuxライフを!
しゃみしゃっきりー
P.S.
ところで私は他にも以下のオンラインストレージの垢も持ってたりします
- yandex.disk
- pCloud
- TeraCloud
これ見て共通点気付く人いたら多分オンラインストレージ沼にハマった事のある仲間だと思います
これらの共通点は「ある程度容量でかくてWebDAVに対応してる」です
Linuxでブラウザ以外から使えるオンラインストレージって意外と少ないんですよね。。。
じゃあどうしようかってなった時の選択肢がWebDAVです
大抵のLinuxのファイルマネージャはネットワークドライブをマウント可能です
そこでWebDAVを選択してマウントすれば直接ファイルシステムとして使えるようになります!
なるんですが。。。。
WebDAVめちゃくちゃ癖が強い。。。
同時アクセスしたいならロック機構外せとか。。。
それでもだめならこの設定をこうしろとか。。。。
それでもだめなら。。。。
怠すぎる。。。
適当にマウントしたディレクトリを暗号化ディレクトリ指定なんかした日にはあっという間に無応答になって死にます。
なので昔はローカルで暗号化したファイルを定期的にバッチで同期するみたいなやり方してたんですが
これもうDropBoxの同期みたいなんでやったほうがええやんけってなってたどり着いたのがこの方法でした
なので今は使ってないのですがもったいないので残してはいます。。。
何か使い道あるかなぁ・・・
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