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【PlayConsole】Androidアプリ譲渡手順
はじめに
親会社からアプリ譲渡をうけることになったので、手順をまとめました。
記事をまとめておいてなんですが、基本的には公式ドキュメントを参考にするのが良いと思います。
前提
PlayConsoleの操作で「引き継げる」もの
- アプリのユーザー、ダウンロードの統計情報、レビュー、ストア掲載情報
なお、これらは受取側のアカウントに移行されるため、譲渡側のアカウントでは閲覧できなくなります。
必要な場合は、csvなどダウンロードしておくと良いと思います。
(譲渡する以上、あまりこのようなユースケースはないように思いますが)
PlayConsoleの操作で「引き継げない」もの
- 15%の手数料ティア *1
- 売上レポート・収益レポート(必要な場合は、バックアップとっておきましょう)
- ソースコード
- サポートURLやプライバシーポリシーURL(受取側で新しく用意する必要がある)
- テストグループ(オープンテスト、クローズドテストなど)
今回は収益化されていないアプリの譲渡だったため、レポートのバックアップは特に検討していません。
また、ソースコードはGitHubで管理しているのですが、今回の趣旨とはやや異なりますので手順は割愛します。
*1 収益が小さい企業の場合、アプリの売上手数料は30%でなく15%でいいですよ、という規約
譲渡手順(AppStoreConnect)
事前準備
以下が必要になるので、あらかじめ用意しておくと譲渡がスムーズです。
譲渡側・受取側、両者のデベロッパーアカウントが必要となります。
まぁ譲渡
- 譲渡側
- アカウントの取引ID
- アプリを譲渡可能な状態にする
- 受取側
- アカウントの取引ID
- 新しいデベロッパーアカウント(アカウントIDのこと)
デベロッパーアカウントは、PlayConsoleにログインして確認できます。
また、実際に譲渡する際に既存アプリのプロダクトIDから検索することも可能です。
デベロッパー登録した取引IDの確認方法
デベロッパー登録した取引IDは、過去の支払いから確認できます。
支払いプロファイルが複数ある場合は、適宜切り替えて取引を検索してください。
なお、形式は以下のいずれかになります。
通常、登録取引 ID は次のいずれかの形式になります。
01234567890123456789.token.0123456789012345
0.G.123456789012345
Registration-1234ab56-7c89-12d3-4567-8e91234567f8
PDS.1234-5678-9012-3456
所有者側(譲渡側)の操作
① 設定 > アプリの移行 > 移行リクエスト
画面の指定に従って入力していきます。
② 待つ
サポートチームが移行リクエストを確認し、2営業日以内に返信してくれるようです。
受取側(譲渡される側)の操作
① 設定 > アプリの移行 > 移行リクエスト > 「あなたに移行されるアプリ」
アプリを選択して承認します
承認すると、自動で譲渡処理が行われます。
譲渡完了後に、ストア情報の更新や新しいビルドを作成するために証明書やチームIDの更新を行います。
こちらについては今回の記事のスコープ外のため割愛。
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