Closed3
スループットとレイテンシについて聞かれて説明した時に個人的に腹落ちしなかったため再度整理

スループット(Throughput)
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定義:
- システムが一定時間内に処理できる仕事量やデータ量のこと。
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単位の例:
- ネットワーク通信 → Mbps(メガビット/秒)
- コンピュータ処理 → リクエスト/秒、トランザクション/秒
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例:
- あるWebサーバーが1秒間に100件のリクエストを処理できるとしたら、そのスループットは「100リクエスト/秒」になる。
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重要な点:
- スループットが高いほど、同時にたくさんの処理が可能。
- パフォーマンスの「処理能力」に関わる指標。

レイテンシ(Latency)
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定義:
- 処理の開始から完了までにかかる遅延時間、あるいは要求を送ってから応答が返るまでの待ち時間。
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単位の例:
- ミリ秒(ms)
- 秒(s)
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例:
- Webページをクリックしてから、ブラウザにページが表示されるまでに0.2秒かかるとすれば、レイテンシは「200ミリ秒」になる。
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重要な点:
- レイテンシが低いほど、「速く感じる」。
- パフォーマンスの「応答速度」に関わる指標。

両者の違いと関係
項目 | スループット | レイテンシ |
---|---|---|
意味 | 単位時間あたりの処理量 | 1件あたりの応答時間 |
例 | 1秒に100件処理 | 1件にかかる時間が200ms |
関係性 | 両者は必ずしも比例しない | スループットが高くてもレイテンシが長いことがある |
補足:
- スループットとレイテンシは独立して最適化が必要。
- レイテンシを短くすることで、ユーザー体験が向上。
- スループットを高めることで、多数のユーザーに同時対応可能。
このスクラップは4ヶ月前にクローズされました