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ボットリンク機能でLINE公式アカウントのお友だち登録を促す

2022/10/25に公開

どんな機能?

ボットリンクは、LINEミニアプリやLIFFアプリの利用者へLINE公式アカウントのお友だち登録を促す機能です。

たとえば、このようなケースで効果を期待できます。

  • アプリを公式アカウントのお友だち登録者数を増やす目的で提供するとき
  • 機能をLINE公式アカウントとアプリで分かち合っていて、両方とも利用してほしいとき
    • 例)公式アカウントのチャットBotを利用した機能も併用した企画になっている
    • 例)プレイガイドを公式アカウントのリッチメニューに設置している

ボットリンクを設定すると、LIFFアプリをはじめて起動したときお友だち登録を促します。

normalaggressiveの2種類から見せ方を選べます。

認証プロバイダーなら選択肢の初期値をオンにできる

エムブレムのついた認証プロバイダーであれば
お友だち登録を促す画面で選択肢の初期値をオンにして提示できます。

認証プロバイダーは、LINE公式アカウントを友だち追加するオプションを、デフォルトでオンに設定できます。つまり、ユーザーがチェックを外す操作をしない限りは、LINEミニアプリの同意画面で認可したときに、チャネルにリンクしたLINE公式アカウントが友だち追加されます。
(公式リファレンスより引用)

設定の手順

管理画面、LINE Official Account ManagerおよびLINE Developersコンソールの操作のみで設定できます。

ボットリンク設定の条件

ボットリンクは、この3点を同じプロバイダー配下Admin権限をもったユーザが作成している場合に設定できます。

  • LINEログインチャネル
  • Messaging APIチャネル
  • LINE公式アカウント

管理画面から設定

Messaging APIチャネルとLINE公式アカウントは、どちらか片方を設定するとセットで設置される仕組みなので、LINE公式アカウントがすでにある場合(A)と、あたらしいLINE公式アカウントを開設する場合(B)で手順がかわります。

  1. LINE公式アカウントとMessaging APIを紐付ける
    (A)LINE LINE公式アカウントがすでにある場合
    (B)あたらしいLINE公式アカウントを開設する場合
  2. LINEログインチャネルでLIFFと公式アカウントを紐付ける

1. LINE公式アカウントとMessaging APIを紐付ける

LINE Official Account Managerでの操作です。

(A) LINE LINE公式アカウントがすでにある

LINE公式アカウントが すでに運用中だったり、先行して設置が終わっている場合は
LINE Official Account ManagerMessaging APIメニューからMessaging APIチャネルを作成します。


画面右上の「設定」タブ > Messaging API


紐付けたいLINEログインチャネルと同じプロバイダーを選択します


利用規約とプライバシーポリシーは必須ではないのでスキップできます


LINE公式アカウントとMessaging API の紐付けはやり直しできない旨のメッセージ
この意味は、後述LINE公式アカウントとMessaging APIチャネルは1対1の恒久的な関係でも、くわしく解説します


設定完了

一連の入力を終えて送信すると、LINE Developersコンソールにも公式アカウントと同名のMessaging APIチャネルが設置されています。

(B) あたらしいLINE公式アカウントを開設する

LINE Developersコンソール新規チャネル作成で一連の入力を終えて送信すると、同名のLINE公式アカウントも連動して設置される案内が提示されます。


OKを選択して実行すると、LINE Official Account Managerに同名のLINE公式アカウントが開設されています。

2. LINEログインチャネルでLIFFと公式アカウントを紐付ける

LINE DevelopersコンソールからLINEログインの設定を編集し、LIFFと公式アカウントを紐付けます。

  1. チャネル基本設定

    「リンクされたボット」にお友だち登録を促したい公式アカウントを選びます
  2. LIFF

    LIFFアプリ詳細の「ボットリンク機能」で、初期値OffOn (normal)またはOn (aggressive)へ編集します。

このような手順で、LINE管理画面から1.2.を設定すると
ボットリンクが利用できる状態になります。

LINE公式アカウントとMessaging APIチャネルは1対1の恒久的な関係

LINE公式アカウントとMessaging APIの関連付けを実行するとき 「一度プロバイダーと連携すると、変更解除できませんのでご注意ください」 等の念押しがあるよう、この2つはいちど設定すると1対1の恒久的な関係になります。


ためしにLINE DevelopersコンソールからMessaging APIの削除しようとしたら、紐付いているLINE公式アカウントを削除するよう促されました

取り返しがつかないとなると設定を躊躇してしまうのですが、ボットリンクはMessasing APIとLINEログインの紐付けを設定しなければ機能しないため、ボットリンクなしLIFFアプリの新設も、設定済みのボットリンクを途中から解除することもできます

また、Messaging APIチャネルとLINEログインチャネルとの紐付けは1対多数にできるため、ひとつのLINE公式アカウントを親として複数のLIFFアプリをボットリンク設定することもできます


同一プロバイダーにあるLINEログインチャネル「LIFFアプリ開発セット」のLIFFにも、「TEST」のLIFFにも、公式アカウント「webdev」とのボットリンクを設定できます

資料

https://developers.line.biz/ja/docs/line-login/link-a-bot/

TAM

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