Swagger UIとApidogを比較!API開発者が本音で語るドキュメント管理術
最近、チームでRESTful APIのドキュメント管理について議論になって、「Swagger UIを導入すべきか」という話題が出てきました。正直、最初は「またドキュメントツールか...」と思ったんですが、実際に使ってみたらこれが意外と便利で!今日はそんなSwagger UIの実体験をシェアしたいと思います。
Swagger UIって何者?実際に触ってみた感想
Swagger UIは、Web APIのドキュメントを表示するためのオープンソースUIツールです。最初に触れたとき「ただのドキュメント表示ツールでしょ?」と侮っていたんですが、これが意外とパワフルなんですよね。
実際に使ってみると、APIのエンドポイント、パラメータ、レスポンスなどの情報がすごく見やすく表示されるんです。特に気に入ったのは、その場でAPIをテストできる機能!いちいちPostmanを立ち上げなくても、ドキュメントを見ながらすぐにリクエストを送れるのは本当に便利でした。
openapi: 3.0.0
info:
title: サンプルAPI
description: デモ用のサンプルAPI
version: 1.0.0
servers:
- url: http://localhost:8080
paths:
/users:
get:
summary: ユーザー一覧取得
description: 全ユーザーのリストを取得
responses:
'200':
description: ユーザーリスト
content:
application/json:
schema:
type: array
items:
type: object
properties:
id:
type: integer
name:
type: string
email:
type: string
format: email
こんな感じのYAMLファイルを用意するだけで、見やすいドキュメントが自動生成されるんです。HTML、CSS、JavaScriptで構築されているので、カスタマイズも可能です。RESTful APIとの相性も抜群で、API開発現場では定番ツールになっていますね。
正直言うと...Swagger UIの限界にぶち当たった
便利なSwagger UIですが、実際のプロジェクトで使っていると「あれ?これできないの?」という場面にもよく遭遇します。正直なところ、以下の点は結構きついです:
-
API管理機能が物足りない: ドキュメント表示とテストはできますが、APIのライフサイクル管理やバージョン管理となると途端に弱くなります。うちのチームでは結局、別のツールと併用することになりました。
-
チーム開発には不向き: 複数人でAPIの設計や変更を同時に行う場合、静的なHTMLファイルベースのSwagger UIでは限界があります。「誰かがドキュメントを更新したけど、共有されてない」なんて状況がよく発生しました。
-
他ツールとの連携が面倒: CI/CDパイプラインやAPIゲートウェイとの連携を考えると、Swagger UI単体では厳しいです。いちいち手動でファイルを更新するのも面倒くさいですし。
こういう制約に悩まされていたとき、同僚から「Apidogを試してみたら?」と勧められました。最初は「また新しいツールか...」と思ったんですが、試してみたらこれが想像以上に使いやすくて!Swagger UIの良いところを残しつつ、上記の問題点をほとんど解決してくれるんですよね。
実践!Swagger UIでAPIドキュメント作成からテストまで
それでは実際にSwagger UIを使ってみましょう。最初は環境構築が少し面倒ですが、一度セットアップしてしまえば後は楽です。
1. 開発環境のセットアップ
まずはSwagger UIをインストールします。GitHubからクローンするか、npmを使う方法があります:
git clone https://github.com/swagger-api/swagger-ui.git
cd swagger-ui
npm run dev
これでブラウザでhttp://localhost:3200/
にアクセスすると、Swagger UIが起動します。ただ、この方法だとカスタマイズが必要な場合に便利ですが、単にドキュメントを表示したいだけなら次の方法の方が簡単です。
2. 簡易Webサーバーでの実行方法
Node.jsのhttp-serverモジュールを使うと、もっと手軽にSwagger UIを立ち上げられます:
npm install -g http-server
そして、Swagger仕様ファイルがあるディレクトリに移動して:
cd {your-oas-document-dir}
http-server --cors
これでhttp://localhost:8080
にアクセスすると、Swagger UIが立ち上がります。あとは上部の入力ボックスにswagger.yaml
のURLを入力して「Explore」ボタンをクリックすれば、APIドキュメントが表示されます。
正直、この辺の設定は最初は戸惑いました。「なんでこんな面倒な手順が必要なんだ...」と思ったものです。特にチームメンバー全員に同じ環境を用意させるのは結構大変でした。
Apidogを使ったらSwagger UIの悩みが一気に解決!
Swagger UIを使っていて「もっと簡単にできないかな」と思っていたとき、Apidogというツールに出会いました。これが本当に便利で、今ではチーム全体で使っています。
Apidogの良いところは、SwaggerのYAMLやJSONファイルを直接インポートできるだけでなく、APIテスト、モック機能、CI/CD連携、バージョン管理まで一括で提供してくれること。特にチーム開発では、リアルタイムでの共同編集や変更履歴の管理ができるのが大きな利点です。
Swagger UIでは毎回サーバーを立ち上げたり設定したりする手間がありましたが、Apidogではそういった面倒な作業がなく、すぐにAPIドキュメントの作成やテストに集中できます。「こんなに楽になるなら、もっと早く導入すればよかった」と本気で思いましたね。
まとめ:API開発者の視点から見たSwagger UI
Swagger UIは確かに優れたツールですが、実際のプロジェクトでは機能の限界を感じることも多いです。特にチーム開発やCI/CD連携を考えると、Apidogのような統合ツールの方が作業効率は格段に上がります。
個人的には、小規模なプロジェクトや単純なAPIドキュメント化ならSwagger UIで十分ですが、本格的なAPI開発ならApidogのような統合ツールを検討する価値があると思います。両方のツールを使い分けることで、より効率的なAPI開発が実現できるでしょう。
最後に、みなさんはどんなAPIドキュメント管理ツールを使っていますか?Swagger UIやApidogの使用経験があれば、ぜひコメントで教えてください!
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