Docker上でJupyter Notebookとgraph-toolの環境構築をする
開発環境
OS: ubuntu 20.24
graph-toolを導入するために
①Dockerをインストールする
正確には、Docker Engineをインストールする。そのためにまずは、Docker Repositoryをインストールする必要がある。
その後、Repositoryからdockerをインストールすることができる。
Step1. パッケージリストを更新
$ sudo apt update
Step2. パッケージリストをインストールする
HTTPSを通して、Repositoryを使用するためのパッケージリストをインストールする
$ sudo apt install apt-transport-https ca-certificates curl gnupg2 software-properties-common
Step3. Dockerリポジトリを設定する
Dockerリポジトリを追加するため、Dockerの公式いくのGPGキーを追加し、Dockerリポジトリを設定する。
$ curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg
これは、DockerのGPGキーをダウンロードし、バイナリ形式に変換して、Ubuntuシステムの/usr/~~/docker-archive-keyring.pngに保存している。
これによって、Dockerパッケージが信頼できるかどうかを検証できるようになる。
Step4. APTリポジトリをUbuntuシステムに追加
DockerのAPTリポジトリをUbuntuシステムに追加する。
$ echo "deb[arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by = /usr/share/keyrings/docker-archive-keyring.gpg] https = //download.docker.com/linux/ubuntu $(lsb-release -cs) stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null
Step5. Docker CEのインストール
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install-y docker-ce-cli containerd.io
Step6. Dockerの起動と有効化
$ sudo systemctl enable docker
$ sudo systemctl start docker
Step7. Dockerの起動を確認
以下のコマンドを実行することで、Dockerの起動を確認することができる。
activeと表示されていたら、無事Dockerは起動されている。
$ sudo systemctl status docker
②Jupyter Notebookとgraph-toolをインストール
Step.1 Dockerfileの作成
まず、お好みの場所にディレクトリを作成し、その中にDockerfileを作成する。
今回は、docker-graph-toolというディレクトリにDockerfileを作成した。
Dockerfileの中身は以下。
FROM continuumio/miniconda3
RUN conda install -c conda-forge graph-tool jupyter -y
EXPOSE 8888
Step.2 Dockerイメージのビルド
次に、同じディレクトリにある Dockerfile
を使用して、Dockerイメージのビルドを行う。
docker build -t my-graph-tool-notebook .
Step.3 Jupyter Notebookの実行
イメージがビルドされたら、以下のコマンドを使って Jupyter Notebook を実行できる。
docker run -it --rm -p 8888:8888 -v "$(pwd):/data" my-graph-tool-notebook jupyter notebook --ip=0.0.0.0 --no-browser --allow-root --notebook-dir=/data
これで、Dockerコンテナ内で Jupyter Notebook が実行され、ポート 8888 でアクセスできる。表示されるトークンを使って、ブラウザから http://localhost:8888
にアクセスしてください。
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