40%キーボードのキーマッピング(QMK Firmware)
なにこれ
自作キーボードはキースイッチやキーキャップなどハード選びも楽しいですが、キーマッピングをあれこれ考えるのが醍醐味だと思います。
私は市販の40%キーボードのGPK60-46Wを1年間使っていて、ここ半年は同じキーマッピングを使っています。この記事では「これは便利!」と個人的に思っているキーマッピングについて、用途別に紹介します。
日本語/英語の切り替え
最も頻発する入力は日本語/英語切り替えです。
高頻発のキーほどホームポジションに近づけたほうが楽なので、QMKのコンボ機能を使って、d
・f
同時押しで英語、j
・k
同時押しで日本語に切り替えられるようにしています。 QMKのコンボは本当に便利なのでぜひ使ってみてください!
移動
ドキュメントでもプログラミングでも頻発する割に、市販のキーボードだと十字キーはホームポジンションから離れた場所に配置されていますが、自作キーボードなら自由にカスタムできます。
私はレイヤー1に移動関連のキーを割り当てています。k
キーを中心として、十字キーを配置。左右のその先に、行頭移動(WinだとHome
、MacだとCommand
+ ←
)、行末移動(WinだとEnd
、MacだとCommand
+→
)、上下の周辺に↑×5、↓×5 を配置し直感的に操作できるようにしています。
修飾キーとの組合せも入力しやすく
移動系を右半分、修飾キー系を左半分に分けることで、移動時の修飾キーと組み合わせたコマンドも打ちやすいようにしています。
VS Codeでのコードジャンプもしやすく
VS Codeなどで移動する際にコードジャンプも良くするのでf12
キーも移動系のキーとして配置しています。
文章の入力補助
英語で文章を書く時によく使う記号は押しやすい位置に配置しています。
プログラミング関連だとカタカナ用語が多く「ー」(伸ばし棒)は頻発するのと、箇条書きを良く使うので「・」(中黒)が頻発するので、それを考慮した配置にしています。
数字
数字は両手より片手のほうが入力しやすいと思っているので片側に配置しています。
電卓のように3行にしようかとも考えたのですが、0の配置が中途半端になるのと最下行の外側は入力しにくいので、左上2段に配置しています。
記号
プログラミングで頻出する文字列を囲むクォート系と、括弧系は右側に、なるべくわかりやすく配置しています。ただ、はっきり言って、前述までの用途を優先した結果、記号は大変入力しづらい配置になってしまっています😭😭😭
修飾キー & その他
これもかなり個人差があると想いますが、私の場合はWindows PCでVS Codeでのプログラミングとマークダウン中心のドキュメンテーションなので、この配置にしています。
「隣り合った修飾キー同時押し」をなるべく防ぐため、他修飾キーとの併用がおおいCtrlは親指側に配置しています。
あと、私の場合、SpaceとEscapをとても良く使うので、どうしても親指に配置したく、Fnキーと併用する形で配置しています。
Discussion
はじめまして。私も少し前までキーマップを試行錯誤していたので興味深く記事を読ませていただきました。
私も似た発想のキーマップを使っているのですが、違う点として、閉じ括弧を開き括弧と同じキーに割り当てています。レイヤーが分かれるので押すキー数は増えてしまうのですが、記号レイヤーを4キー節約できるので工夫の余地が増えておすすめです
stringthreadさん、はじめまして。
記事を見ていただきありがとうございます。
↑これは思いつきませんでした!
確かにこの方法だと、かなりキー節約節約できて良さそうです。
また括弧以外にも、対になるようなキーに応用できそうですね。