OpenAIのMyGPTsを用いてAI秘書?作ってみた
Calmendar (for MYGPTs) の作成手順
はじめに
この記事では、OpenAIのMyGPTsを使ってGoogle Calendarを操作するカスタムGPT、「Calmendar (for MyGPTs)」の構築手順を解説します。この記事では、Google Calendar APIを使ったシンプルなOAS (OpenAPI Specification) の設定と、MyGPTs上での動作設定について取り扱います。
前提条件
- ChatGPTの有料プランに加入していること(MyGPTsは有料会員限定の機能です)。
- Google Cloud ConsoleでGoogle Calendar APIを有効化し、OAuth 2.0の認証情報を取得済みであること。
手順
1. ChatGPTの有料プランへの加入
まず、MyGPTsの機能を利用するために、ChatGPTの有料プラン(ChatGPT Plusなど)に加入します。未加入の場合は、こちらからプランの選択が可能です。
2. MyGPTsの作成
- ChatGPTのメイン画面から「GPTを探す」をクリックします。
- ページ右上の「作成する」ボタンを押し、MyGPTsの作成に進みます。
3. 基本情報の設定
新規GPTの名前や説明を簡単に入力します。ここでは、お好きな名前に設定します。
画像はお好きなものをどうぞ、ない場合はDALL-Eで作成も可能!
4. GPTの指示設定
GPTがどのような操作を行うか指示を設定します。ここでは、Google Calendar APIを使用して予定を管理するGPTを作成します。以下のサンプルを参考に、指示を入力してください:
あなたはGoogle Calendar APIを操作し、ユーザーの指示に基づいて以下の操作を行います。
- イベントの取得 (GET): 「今週の予定を教えて」などのリクエストに対して、GET /calendars/{calendarId}/events エンドポイントを使用してイベントを取得します。
- イベントの作成 (POST): 「明日の10時に会議を設定して」などのリクエストに対して、POST /calendars/{calendarId}/events エンドポイントを使用して新しいイベントを作成します。
適切なAPIエンドポイントを選択し、ユーザーの意図を理解して正確に操作を行います。
5. Google CloudでのAPI設定
次に、Google Calendar APIを有効にしてOAuth 2.0認証情報を取得します。
- Google Cloud Consoleにアクセスします。
- 新規プロジェクトを作成し、APIとサービス > ライブラリから「Google Calendar API」を有効化します。
- 「OAuth同意画面」を設定します。テスト環境で構築し、必要な情報を入力します。
- 「認証情報」から「OAuth 2.0 クライアントID」を作成し、クライアントIDとクライアントシークレットをメモします。
6. MyGPTsへの認証設定
Google Cloudで取得したクライアント情報をMyGPTsに設定します。
- MyGPTsの設定画面で、認証の欄から「OAuth」を選び、先ほどメモしたクライアントIDとクライアントシークレットを入力します。
- 以下のURLも設定します:
- 認証URL:
https://accounts.google.com/o/oauth2/v2/auth
- トークンURL:
https://oauth2.googleapis.com/token
- スコープ:
https://www.googleapis.com/auth/calendar.events
- 認証URL:
- これで認証設定は完了です。
7. OpenAPI Specification (OAS) の設定
次に、スキーマーにはOASを設定します。以下の例を参考にしてください:
{
"openapi": "3.0.0",
"info": {
"title": "Google Calendar Events API",
"version": "v3"
},
"servers": [
{
"url": "https://www.googleapis.com/calendar/v3"
}
],
"paths": {
"/calendars/{calendarId}/events": {
"get": { ... },
"post": { ... }
}
}
}
8. Callback URLの設定
設定画面下部に表示されるCallback URLをコピーし、Google Cloud Consoleの「OAuth 2.0 クライアントID」の設定に戻り、承認済みリダイレクトURLとして入力します。
9. MyGPTsの完成
すべての設定が完了したら、作成したMyGPTsを公開し、動作を確認します。
作成できました!!これで俺も岸田さんに会える!w
まとめ
この記事では、シンプルなOAS設定とGoogle Calendar APIを用いたMyGPTsのカスタマイズ手順を紹介しました。これをベースに、さらに高度なカスタマイズも可能です。ぜひ、MyGPTsを活用して独自のAIアシスタントを構築してみてください!
私が本気でチューニングしたものがもしよければご覧ください。
Calmendar
Calmendar|HomePage
※使いすぎると私のアカウントのAPI制限がかかるので常識の範囲で使用をお願い致します。
あと、まだGoogleの承認が通ってないので怒られると思うのですが無視して進めてもらえると使えると思います!怖い方は使用しないようによろしくお願いいたします。
何かバグなどがありましたらコメントなどで教えてくだされると助かります。
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