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リモートワーク時のとあるプロジェクトの振り返り手法
前書き
- あるプロジェクトでスクラムマスターをやっていた
- リモートワーク期間中だったので一箇所に集まらずにオンライン上で完結するように行った。
- ツールとしてはmiroを利用した
- そのプロジェクトでは、ウイークリーでKPT + ドット投票方式で振り返りを行っていた
- KPを出した上で、TryしてみたいKPに対してドット投票を行い Tryを話し合う
- このプロジェクトが一段落したのでプロジェクト全体の振り返りをしたときの話
- アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック のふりかえり手法の実践ともいう
方法
ハピネスレーダー
- プロジェクトが2ヶ月の期間で行われていたので、プロジェクト期間にどんなことがあったか。という点を振り返るためにハピネスレーダーで行った。
- 特に、プロジェクトが終わった時点なのでプロジェクト中にどのような感情を感じていたかを振り返るために有効かと考えていた
- 実際には以下のステップで行った
- Step1
- どんなことをしたか、どんな事があったかを感情の軸に合わせて3-5分で張り出す
- Step2
- 付箋を簡潔に説明しつつ、チームに何があったかチーム全体が何を思っていたかを表現した
Fun Done Learn
- いつもKPTで行っているので別の方式を試してみたかった。
- 特にプロジェクトが終わった時点だったので、プロジェクトを進行行った上での問題点や改善点を振り返るより、個々人がプロジェクト内で何を得たか(Learnしたか) という点を振り返りたかった
- 実際には以下のステップで行った
- Step1
- Fune・Done・Learnである出来事や感情・感想・学びを書き出し、3枚ぐらい溜まったら当てはまる円内に貼っていく。
- Step2
- 分ぐらいで気になったものを聞いていく
+/Δ
- プロジェクトを終了したとはいえ、プロジェクトメンバーが解散して1から作り直しではなく、プロジェクトメンバーはほぼ一緒だったので、今後のプロジェクトでも活かすために、プロジェクトを通してよかったこと・解決したいことを振り返りたかった。
- 3分ぐらいで意見がある人からどんどん書いて発表してもらった
感想
- いつもはKPT+ドット投票だけだったので、振り返りを行ったメンバーも新鮮な気持ちで行えたとの感想があった。
- また、個々人の学びやプロジェクトとしての学び/反省点を再確認することができた。
- ファシリテーションをしていてオンラインのメリット・デメリットはあるなと思った。
オンラインでのメリット・デメリット
- オンラインで行う場合、付箋が足りなくなったりペンが書けなくなったり、スペースが無くなったり会議室がなかったり… という物理的な制約に悩まされることはなかった。
- また、直接対面していないからこそ出てきたような意見もある。
- 人と対面して話すのは苦手だけど、オンラインだと大丈夫という人は一定数いる。自分もそのタイプ
- 一方、オフラインでは表情や付箋に書いている状態などから、話を聞いてみたり、感情を察したりと言う部分が難しいなと思った。
まとめ
- いつもと違うやり方で振り返りを行うことで、違った気づきを得ることができた
- ちょうど アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック を読んでいたときだったので本を読んで得たことを試すことができてよかった
- オンライン/オフラインでは利点・欠点がそれぞれあるので注意しながらファシリテーションを進めていく必要がある。
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