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Quectel BG96 Mini PCIeをLinux Boxに繋いでも/dev/ttyUSB2が生えてこないときの対処方法

2021/03/24に公開

ども、takiponeです。
手軽にLTE-M通信が使えるBG96 Mini PCIeモジュールをRaspberry PiなどのLinux Boxに繋いだ際、以下のようにデバイスファイルが2つしか生成されないことがありました。本記事ではATコマンドでモジュールを操作するためにデバイスファイルを追加する方法を示します。

$ ls /dev/ttyUSB*
/dev/ttyUSB0  /dev/ttyUSB1
$

対処方法

以下のコマンドを実行すればOKです。

echo '2c7c 0296' | sudo tee /sys/bus/usb-serial/drivers/option1/new_id

実行するとこんな感じ。

$ echo '2c7c 0296' | sudo tee /sys/bus/usb-serial/drivers/option1/new_id
2c7c 0296
$ ls /dev/ttyUSB*
/dev/ttyUSB0  /dev/ttyUSB1  /dev/ttyUSB2
$

echoする内容はlsusbコマンドで確認できるデバイスID/プロダクトIDです(BG96共通です)

$ lsusb
Bus 001 Device 009: ID 2c7c:0296 Quectel Wireless Solutions Co., Ltd. BG96 CAT-M1/NB-IoT modem
Bus 001 Device 004: ID 0424:7800 Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 003: ID 0424:2514 Standard Microsystems Corp. USB 2.0 Hub
Bus 001 Device 002: ID 0424:2514 Standard Microsystems Corp. USB 2.0 Hub
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
$

これでATコマンドが喋られる ttyUSB2 が出来たので、自由にお話できるようになりました。

sudo screen /dev/ttyUSB2 115200

同僚のoguのSORACOM で学ぶ AT コマンド入門を用意しておくと捗ります。

参考URL

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