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様々な観点からのスクラム開発分析

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スクラム開発は、決められたルールが多く、それらのルールに則って運用しないとその効果が存分に発揮されません。
これは、スクラム開発が、様々な観点からの要件を満たせるように絶妙なバランスで成り立っているからと考えられます。このスクラップでは、「これだからスクラム開発が良い/悪い」という近視眼的な分析ではなく、スクラム開発を俯瞰して認識するため様々な観点からスクラム開発を眺め、分析を行いたいと考えています。

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ステークホルダーに対する説明責任

Agileとはいえ、やはりサービス開発を行うにあたり、新しい機能はいつまでに完成するんだ?ということがステークホルダーの関心事項になると思います。
しかしスプリント内での作業完了は約束するものの、WaterFallと違い、何をいつまでに提供するかを約束するものではありません。なので予測性と透明性がスクラム開発でステークホルダーへの説明責任を果たす上で重要と考えます。

ステークホルダーの関心事項

  • その機能はいつまでに完成するのか?
  • 正しい優先度で開発が進んでいるのか?
  • エンジニアがちゃんと真面目に働いているのか?

スプリントレビューによる直接的なレビュー

説明責任に一番寄与するのは、スプリントレビューになります。単純ですが、ステークホルダーに定期報告することを実現しています。
チームにとっても、ステークホルダーに対して成果を出して示すことを意識付けすることにも一役買っています。

スプリントプランニングによる優先度判断の妥当性

ステークホルダーとしては、重要なことが後回しにされていないことが懸案の一つとなるかと思います。そのため、スプリントのはじめにチームで優先度が正しく議論されていることを保証することで、ステークホルダーの信頼を補強しています。

ストーリーポイントとベロシティによる予測性

チームの成果を出す力が数値化、可視化されます。そのため、いつまでにその機能が完成するかを約束はしないですが、ベロシティの計測により高い予測性が得られることになります。
また、ベロシティは、「エンジニアがサボらずまじめに働いている」証明にも利用できます。