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やはり俺たちのロジカルシンキングは間違っている
ロジカルシンキングできているようで実は全くできていない例を知ることで、自分はロジカルシンキングできているという思い込みで周りと軋轢生んでしまう不幸な事例を減らしたい。
自分でも、この罠にハマるので自戒を込めて。
自分のお気持を正当化するために、結論ありきでもっともらしいロジック作るやつ
この工程を行っていることに自覚も無いことが大半なのが厄介なうえに、指摘も響かないことが多い。
一番めんどくさいのは、ロジック作るのが上手いともっともらしいロジックツリーを組めるので、傍目には判断しにくい。100%肯定はできないが、部分的には合ってて一理あるなという状態になってしまい否定するまではいかないとなりがち。
大体の場合はそのうち感情で動くやつだというのがバレるので、自分の感情を通すためにロジック組んでくるめんどくさいやつになる。30歳超えてくると生きづらい。(若い頃は、若いからはいはいそうなんだねで流してくれるからどうにかなる)
回避方法
- 自分の感情というバイアスを慎重に考慮しながら、So whatとWhy soを繰り返す
- 無理やりな根拠を持ってきていることも多いので、反例が無いかを点検する
- 変に理論武装せずに、感情で嫌だ・良いと伝える
本人の観測範囲だけの観点でロジックを組むやつ
これも、本人に自覚が無いことが多い。とは言え、人間には認知の限界と経験の限界があるので仕方ないところもある。
そもそもMECEで無いので精査する時間が十分にとれれば発見できるが、忙しい時や門外漢の分野だと抜けていることに気付け無いこともあるので、周りも見逃しがち。
回避方法
- ロジック整理時にMECEであることを再度確認
- MECEフレームワークを活用
優先度付をミスってるやつ
問いの認識が間違っている時に起きがち。何が求められているかを解像度高く理解することが重要。
指摘されると直ることが多い。ドメイン知識や、その会社の文化などによっても変わってくることもあるので、周りがちゃんと指摘することも必要。
回避方法
- 問いの認識が合っているかの確認を行い、適切にすり合わせる
- 経験ある人に事前に相談する
根拠が間違ってるやつ
勘違いや思い込み、データ不足により、そもそも根拠が間違っており、そこから導かれる結論もほぼ間違っているため、害悪を撒き散らしがち。根拠となる事柄が専門的すぎて精査できる人が他にいない場合だと防ぐのがとても困難。
回避方法
- 自分がどれくらいうっかり屋さんなのかを認識する
- 根拠になりうる事柄のソースを精査する
- データの場合、検算したりデータの出典をちゃんと確認する
- 根拠を事前に他の人に間違って無いか確認しておく
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