Windowsユーザーがmacを使う必要があるときにしたキーボード設定
私は普段の開発業務にWindows11(+WSL2)を使用していますが、今回必要があってmac(Sonoma)を使うことになりました。その際キーボードの違いにストレスを感じることが多かったのですが、いくつかの設定を行うことで、これを改善できました。
環境
- macOS Sonoma 14.4.1
- REALFORCE 日本語フルキーボード(Windows)
- KVMによりWindows機とディスプレイと入力機器を共有
設定
Karabinerのインストール
インストール・起動後、案内に従って『セキュリティとプライバシー』の設定を変更する。
日本語キーボード(JIS)を認識させる
Karabinerを使用する場合、macの設定だけでは英語キーボードとして認識されてしまう。
Karabinerの設定
Karabiner-Elements Settings > Virtual Keyboard > Country code:0 を JIS (Japanese)
に変更。
macの設定
システム設定 > キーボード > キーボードの種類を変更
案内に従って指示されたキーを入力していけばOK。
『半角/全角』キーで日本語入力ON/OFFを切り替える
Karabinerを使用してキーボード上に存在しないキーを『半角/全角』キーに割り当てた上で、macのキーボード設定でそのキーを入力ソースの変更に使用すればOK。
Karabinerの設定
Karabiner-Elements Settings > Simple Modifications > For all devices (または使用するキーボード) を開いて以下を設定。
from | to |
---|---|
grave_accent_and_tilde | f13 |
※f13: 使用中のキーボードにはF1-F12までしかないのでF13は使用されず好きにできるキー
システム設定
システム設定 > キーボード > キーボードショートカット > 入力ソース で『前の入力ソースを選択』にチェックを入れ、キーコンビネーションをダブルクリックして『半角/全角』キーを押す。キーコンビネーションとして『F13』が表示されればOK。
Caps Lock を Windows の Ctrl と同じように使う
私はWindowsnいおいてCaps Lockキーは左Ctrlキーに割り当てていて、たとえば全選択は『Caps Lockキー + A』(入力としては Ctrl + A)で行なっている。これをmacでも使いたい。
WindowsのCtrlはmacではCommandに相当するので
Karabiner-Elements Settings > Simple Modifications > For all devices (または使用するキーボード) を開いて以下を設定。
from | to |
---|---|
caps_lock | left_command |
スペースキーを入力するまで変換させない
システム設定 > キーボード > 入力ソース > 日本語 - ローマ字入力 で『ライブ変換』を無効にする。
日本語入力中のキー操作をWindows風にする
入力中にF8キーで半角カナにするなど
Windows風のキー操作
システム設定 > キーボード > 入力ソース > 日本語 - ローマ字入力 で『Windows風のキー操作』を有効にする。
標準のファンクションキーとして使用
システム設定 > キーボード > ショートカット > ファンクションキー で『標準のファンクションキーとして使用』を有効にする。
これを設定しないとF8でApple Musicが開いたりして困る。
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