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ActiveStorage::DiskController が返すファイルの Cache-Control ヘッダを設定する

takeyuweb

2024/04/22に公開

Rails

activestorage

tech

ActiveStorage のディスクアダプタを利用している場合、応答として返すバイナリデータについて、キャッシュ制御したいとき、どのようにするか説明します。 Cache-Control; public を返すことで、ブラウザキャッシュや、CDNでのキャッシュを活用し、サーバとネットワークへの負荷の軽減に役立ちます。

動作確認したRailsのバージョン：7.1.3.2

オープンクラスを使って ActiveStorage::DiskController に before_action を設定します。

config/initializers/active_storage.rb

Rails.application.reloader.to_prepare do
  class ActiveStorage::DiskController
    before_action only: [ :show ] do
      expires_in ActiveStorage.service_urls_expire_in, public: true
    end
  end
end

キャッシュ可能なURLを発行する

ActiveStorage::Variant#url (doc) に expires_in: nil を渡すことで、URLの利用期限を削除します。 指定しない場合、URL生成時刻からデフォルト（ ActiveStorage.service_urls_expire_in ）分の間利用可能なURLであり、生成時刻でURLが変化するため、キャッシュできない。

app/views/posts/show.html.erb

<% if @post.image.attached? %>
  <%= image_tag @post.image.variant(:default).processed.url(expires_in: nil) %>
  <%= image_tag @post.image.representation(resize_to_limit: [100, 100]).processed.url(expires_in: nil) %>
<% end %>

独自のコントローラーで ActiveStorage::Variant#url などを使用する場合、ActiveStorage::SetCurrentを include して、URLの組み立てに使用するホスト名などを設定します。

app/controllers/posts_controller.rb

class PostsController < ApplicationController
  include ActiveStorage::SetCurrent # 

  def show
    @post = Post.find(params[:id])
  end
end

タケユー・ウェブ株式会社Publication

Ruby on Rails や AWS が得意なWebサービス受託開発会社です。中小規模のWebサービスの新規開発の他、他の個人開発者などから引き継いで保守運用を行ったりしています。新規開発、お手伝いや顧問、レガシーなRailsプロジェクトの保守など、ニーズにあわせて対応できます。ご相談ください。

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