Selenium 4新機能まとめ (alpha)
この記事はSelenium/Appium Advent Calendar 2019の3日目の記事です。
次バージョンのSeleniumであるSelenium 4は今年4月のSeleniumConf Tokyoでalpha-1が発表&リリースされました。その後7月にalpha-2が、Selenium Conf London直前となる9月にalpha-3がリリースされました。現在はこのalpha-3が最新版となっています。
この記事ではSelenium WebDriverのJavaバインディングを中心にSelenium 4での新機能や変更点をまとめたいと思います。
この記事の内容はalpha版にもとづいています。正式リリースまでに内容が変更となる可能性がありますのでご注意ください
W3C WebDriverプロトコルサポート
Selenium 4はW3CのWebDriverプロトコルのみの対応となる予定です。現時点ですでに各ブラウザのdriverはW3Cに対応しており、バックエンドでの通信はW3Cで行うことが可能となっています。また、現在のPublicなAPIが何か変わるわけでなく、そのままアップデートが可能です。
Relative Locators
alpha-1の発表時には「Friendly Locators」と呼ばれていました。alpha-3でリリースされ、同時により実態がわかりやすいように改名したとのことです。
idやclassを中心とした従来のlocatorに代わり、ある要素を基準として、「上」「下」「左」「右」「近く」といった位置による指定で要素を探すことができます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Chrome Debugging Protocolサポート
Chrome Debugging ProtocolのAPIを直接呼び出すことができます。フルページスクリーンショット、HTTPログの取得などの操作ができるようになります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
Selenium 4の新機能を駆け足で紹介しました。春節(何年かはわからない)のリリースを楽しみに待ちましょう!
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