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chromiumベースのブラウザ開発方法4選‼

2023/08/29に公開

今回は chromiumベースのブラウザの作り方を4つ紹介します。(間違いとかあったらコメント欄でご指摘お願いします。)
*ここでは chromiumエンジンを用いて作られたブラウザを chromiumベースのブラウザとします。
①Googleが公開している chromiumのソースコードからビルドし、コードを修正、追加する
この方法は chromiumベースのブラウザを作る上でも王道の方法なので詳しくは触れません。
①のメリット:・chrome用の拡張機能との互換性がある
・作るブラウザの自由度が高い
・Windows向けだけでなくMac OSや linux向けのブラウザも作れる
①のデメリット:・ビルドに時間がかかる
・高性能なPCが必要
・C++や chromiumへの深い知識が必要(僕には無理です!)

②Electronを用いて作る
ElectronというOSSのソフトウェアフレームワークを用いて作る方法です。
②のメリット:・Electron自体が chromiumを内臓しているためHTMLやCSS、JavaScriptなどのweb技術のみで 簡単にchromiumベースのブラウザが作れる
・WindowsやMac OS 、 linuxへの対応が簡単
②のデメリット:・純粋な chromiumベースのブラウザは作れないのでchrome用の拡張機能は使えない
・作ったブラウザのサイズが大きくなる(かもしれない)
③cefsharpを用いて作る
cefsharpというWindowsアプリにブラウザUIコントロールを提供できる chromiumベースのブラウザライブラリを用いて作る方法です。
③のメリット: ・vitual studioを使うのでブラウザのデザインの自由度が高い
③のデメリット:・vitual studioのWindowsフォームアプリケーションを選ぶ必要があるのでWindows用のブラウザ(拡張子がexe)しか作れず、Mac OSや linuxで使えない。
・chrome用の拡張機能は一応使えるが、デフォルトでは使えないのでいろいろ設定する必要がある(その設定がめちゃくちゃめんどくさい)
④pyqt5とqtwebengineを用いて作る
④のメリット:・多分、今まで紹介した方法で(pythonの難易度などを考えると)1番楽
④のデメリット・chrome用の拡張機能を使えない
・作ったアプリが重くなりやすい(nuitka使ったら解決すると思います。)
めっちゃ宣伝になりますが、 zipang OSの次期バージョンにデフォルトで搭載する予定の自作の軽量ブラウザは④の方法を使って開発しています。
ぜひダウンロードして下さい!

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