Excelで、出入りの表から、「指定期間中の、1日あたり平均在庫個数」を簡単に素早く求める。
背景
仕事で使うことがあったので。
ちなみに、作ったExcelの式について、うちの職場では「訳わからん」という評価なので、今回限り(来年度はお蔵入り)しそう。
その弔いを含めて。
あと、この方法では平均値を求められても、最大値・最小値・標準偏差・標準誤差が求まらないです。そのあたり、簡単かつ素早く求められる方法に心当たりありましたら教えてほしいです…。
お題
商品 | 入荷日 | 出荷日 |
---|---|---|
A | 10/31 | 12/1 |
B | 10/29 | 11/2 |
C | 11/2 | 11/29 |
D | 11/29 | 12/1 |
E | 10/31 | 10/31 |
F | 12/1 | 12/1 |
こういう表があったときに、11月中の1日あたり平均在庫個数を求めたい。
回答
商品 | 入荷日 | 出荷日 | 在庫日数 |
---|---|---|---|
A | 10/31 | 12/1 | 30 |
B | 10/29 | 11/2 | 2 |
C | 11/2 | 11/29 | 28 |
D | 11/29 | 12/1 | 2 |
E | 10/31 | 10/31 | 0 |
F | 12/1 | 12/1 | 0 |
「在庫日数」列の式:
調べたい期間の終了日:この例では 11/30。調べたい期間の開始日:この例では 11/1
考え方
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一般的には、上記の参考表のような、日ごとに在庫しているかどうかの表を作って、日ごとに個数をカウントして(緑地セルの値)、その平均を求めがち。
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しかし参考表において、「緑地セルの合計」=62 は、「水色地セル(30, 2, 28, 2)の合計」と必ず一致する。合計=■の個数 だから。
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したがって、お題の「1日あたり平均在庫個数」は、本来の式は「緑地セルの合計値÷日数」であるが、「水色地セルの合計値÷日数」でも求まる。
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緑地セルの値を算出するのは面倒だが、水色地セルの値を算出するのは式も含めて簡単(前述の通り)。
緑地セルの値を算出するのは面倒: 実務では、A~Fの6つではなくて1000個近くあった。期間も1ヶ月間ではなくて18ヶ月間が対象だった。つまり、参考表のような1日ごとの個数を数える部分を追加するのがだるい…。 -
要するに、参考表のように緑地セルの部分(日ごとの個数)を算出するよりも、水色地セルを算出すれば足りるし手間が少ない。
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よって、11月中の1日あたり平均在庫個数 は、水色地セルの合計(=62)を日数(=30)で割った商となる。
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