応用情報技術者試験(AP)を受けてきた
なになにどういう事
先週(と言いつつも書いていたら結構過ぎてた)、応用情報技術者試験を受けてきたのでその受験記録的なものとして書いておこうと思います。(なんか受験ハイ?的な感じになってて書いておきたくなった感じです)
とにもかくにも受けてよかったなと。
書いてある事(ざっくり)
- 前置き
- 前提とか結果(自己採点)とか
- 試験を受ける前の自分
- 気持ちとか考え方とか
- 試験に対する準備
- 勉強内容
- スケジュール
- 試験を受けて
- 受験ハイになっちゃったよ
前置き
何はともあれ、受験された方お疲れ様でした。
手応え的にどうなのよ?というところですが、試験終わった直後はギリいけた(受かった)んじゃないか?と思ってました。
それぐらいちょっと微妙な感じでした。
前提
モブキャラのスペックを引けらかしたところでお粗末様なんですが、一応前提として受けた人物のスペックを話しておくとこんな感じです。
モブキャラのスペック
- エンジニアとしては4年、いや5年目に差し掛かろうというところだ
- 普段はWeb系のエンジニアとして社員数30人(開発者は7人)ほどの会社に所属
- 業務は主にバックエンド(PHP)を中心にこなしている(小さい会社なので割となんでもやる感じではある)
- ITパスポートや基本情報等の資格はなし(受験歴はあるが落ちた😇資格は簿記2級があるぐらい)
試験結果(自己採点)
午前はIPA公式の回答例で、午後各社の回答速報から一通り自己採点した結果....
午前 | 午後 |
---|---|
49/80問(61.25%) | 26/46問(56.52%) |
午後は単純に回答数/問題数で計算しているので配点割合でどうなるやら...という感じです。
ひとまずは午前の足切りは通過したという事で(絶妙にギリギリでしたが)、試験結果が正式に発表されるまでソワソワしておこうと思います。
試験を受ける前
そもそも私自身の信念というか謎の考えがあって、
実務できてこそのエンジニアだ。資格なんてクソくらえ。
って思ってるたちでした。(これマジで)
そもそもなんでそんな考えだったかというと、資格持ってるけどなんか全然仕事できんじゃん...って人にお会いする確率が高かったのと、私が一番尊敬していた先輩エンジニアの方は資格持ってないけどめっちゃ仕事できる、という環境に身を置いていたのがあったからかもしれません。
私が思う仕事ができるの定義としては問題解決能力が6割、技術力3割、その他1割、みたいなイメージです。
もちろん、中には資格も持っていて、技術力や問題解決能力もあるツヨツヨの方もいらっしゃる事でしょう。
ただ私の中で
資格を取る = 仕事ができないから資格取って表面上はよく見せるための行為
という、アイザック・ニュートンもびっくり仰天な方程式が出来上がってしまったのです。
(思想がだいぶ歪んでますね)
だから私の中で資格を取る行為は自分を仕事ができない人間と認めてしまうような行為になってしまったので一切取ろうと思ってませんでした。
天と地がひっくり返る
ある時、社内のエンジニアの一人がポロっとこぼした一言で私の中の天と地がひっくり返りました。
エンジニアRさん
え?何言ってんの?
応用持ってて初めてエンジニア名乗れるぐらいでしょ
(それぐらい持ってて当たり前だろ雑魚がっ)
的なニュアンスの一言を言っていたのを私は聞き逃しませんでした。
(決してその人は嫌味を言っているわけではなく、ただそう思っただけのことを口にしたんだと思います。そう信じたい。)
その時、なぜか私の中で
資格取る = 仕事ができないのを隠すため > その資格すらない自分
に方程式が書き変わった瞬間でした。
これを機に応用情報とろうって思いました。(単純ですね)
試験への準備
と、まぁそんな感じで応用情報を受けようとするわけですが、受けよう!と思い立ったのが7月頭ごろかな?試験まで3ヶ月弱あるわけで、やったことやスケジュールなんかはこんな感じでした。
使った教材
-
過去問道場
- 一番お世話になりました
-
キタミ式応用情報技術者
- 問題解いて分からなかった箇所や、苦手な分野を読み漁る感じで使った
-
午後問題の重点対策
- 1分野1問ぐらいしかやれてない(もうちょい早くからやっておけばよかった)
スケジュール
- 7月、8月(午前対策のみ)
- ひたすら過去問道場をこなす
- 過去問ドットコムでわからない、知らない内容はキタミ式応用情報技術者で確認しインプット
- 1日大体5問〜10問解く感じのペース。時間的には1日平均30分〜1時間ほど
- 9月(午後対策も始める)
- この時点で令和6年春期〜平成31年春期までの過去問を1週したので、2週目に入る
- 土日に午後対策で重点対策をやり始める
- 午後で解く問題は「プログラミング」「ネットワーク」「データベース」「情報システム開発」に絞った(ちなみに試験当日は「プログラミング」で点が取れなさそうだったので急遽「組込みシステム開発」にしました)
- 過去問道場は2週目なので1日最低10問解く感じのペース(気が向いたら15問〜20問ぐらいやってた)
- 土日はプラス午後対策1設問だけやった(結果的に1分野1設問しか重点対策をやれていない)
- 10月(試験直前)
- とりあえず焦り始めて全てのSNSをスマホから削除(←これはまじで良かったから試験後も続けてる)
- 過去問道場で2週目が終わったので間違った箇所だけを再度やる
- そして試験へGO
試験を受けて
こうして応用情報の試験が無事?終わったんですが「試験を受ける」という行動をとった結果改めて、受けてよかったなと思った点を紹介して終わろうと思います。
1.間接的な業務以外の知識が体系的に身についた
業務には直結しないけど間接的に関わってくる知識がめちゃくちゃ多くあって本当によかったです。(出題範囲がそうなってるからそりゃそうだよなと)
例えばメール配信機能がサービスについているけど、担当外だから不具合調査とかでSPFの設定が〜とか言われてもよく分かってなかったが、ちゃんと理解してついていけるようになった。みたいな
わからない事や必要な知識はその都度ぶち当たった時に調べるスタンスだったんですが、こうやって体系的に知識を学ぶことによって問題解決能力の向上も測れるんだなと身をもって実感してます。
2.意識的に勉強の習慣が身についた
試験勉強をやったおかげで朝の30分や通勤時間、仕事終わりの帰宅後に少しなど、少しでも勉強しようという意識が習慣づけられました。
あとはスマホからSNSアプリを消し去ったおかげでQOLが爆上がりとまではいかないですが、結構空き時間があるんだなと実感してます。
アカウント自体は消してないので必要な場合はPCやブラウザから見れますが、相当無意識的にSNSを開いていたんだなと思い知らされました。
せっかく身につき始めた習慣なのでこのまま継続していくために、次は情報処理安全確保支援士試験を受けようと思ってます。
3.より高度な(深い)知識への知的欲求が芽生えた
前述にも記載したように、必要な知識はぶち当たった時にがモットーだったんですが、単に読書的な感覚で技術書なんかを読むのも悪くないなと思うようになりました。
今まで知識が浅過ぎたのもあるとは思いますが、これって結局どういうことなんだろう?と改めて考える癖がつきその分野への興味関心が深まる、なんてことも試験後にはよくあります。
最後に
半年前の自分へ。よくやった。
君はもう一段階深く技術に対する探究心と、さらなる自己研鑽への励みを手に入れたぞ。
そして未来の自分へ。辛い時や辞めたくなる時はこの記事を見てもう一度思い出してくれ。
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