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【技術書】「Webを支える技術」読んでみた!

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概要

  • 本書のテーマは,Webサービスの実践的な設計です。
  • まずHTTPやURI,HTMLなどの仕様を歴史や設計思想を織り交ぜて解説します。
  • そしてWebサービスにおける設計課題,たとえば望ましいURI,HTTPメソッドの使い分け,クライアントとサーバの役割分担,設計プロセスなどについて,現時点のベストプラクティスを紹介します。

Index

第1部 Web概論

  • Webの概要を解説した後、歴史を振り返りながら現在のWebを支えているアーキテクチャについて解説されています。
第1~3章

第1章 Webとは何か

  • Webがどのような場面でどのように利用されているのかを概観します。
  • Webを特徴づける2つの技術的側面を紹介し、それらがなぜWebにとって重要なのかを解説されています。

第2章 Webの歴史

  • Webが持つ歴史的背景を、ハイパーメディアシステムと分散システムの2つの側面から解説されています。

第3章 REST -- Webのアーキテクチャスタイル

  • Webの設計思想であるRESTについて解説されています。

第2部 URI

  • URIの仕様と、より良いURIを設計するための作法について解説されています。
第4~5章

第4章 URIの仕様

  • Webの中核を成す技術であるURIの使用について解説されています。

第5章 URIの設計

  • 良いURIとは何かと、良いURIを設計するための作法やヒントについて紹介されています。

第3部 HTTP

  • HTTPの仕様と、より良いWebサービスやWeb APIを設計するために知っておくべきHTTPの特性について解説されています。
第6~9章

第6章 HTTPの基本

  • TCP/IPの基礎知識とHTTPの簡単な歴史について紹介します。
  • HTTPのメッセージ構造や、プロトコルとしてのHTTPを特徴づけるステートレス性などについて解説されています。

第7章 HTTPメソッド

  • HTTPのリクエストメッセージを特徴づけるメソッドについて解説されています。

第8章 ステータスコード

  • リクエストの結果得られるレスポンスメッセージの中で、その意味を伝えるステータスコードについて解説されています。

第9章 HTTPヘッダ

  • HTTP1.1(RFC2616)とその周辺仕様で定められたヘッダを、値の種類と用途に応じて解説されています。

第4部 ハイパーメディアフォーマット

  • WebサービスやWeb APIを設計するときに利用できる主要なハイパーメディアフォーマットについて解説されています。
第10~14章

第10章 HTML

  • ハイパーメディアフォーマットとしてのHTMLを主眼に置いて解説されています。

第11章 microformats

  • HTMLの中でさらに意味のあるデータウィ表現するための技術である、microformatsについて解説されています。

第12章 Atom

  • ブログなどの更新情報を配信するためのフィードとして知られている、Atomの基本とその拡張について解説されています。

第13章 Atom Publishing Protocol

  • Atomと兄弟関係のような仕様を持ったプロトコルである、Atom Publishing Protocolについて解説されています。

第14章 JSON

  • ハッシュや配列といったプログラミング言語から扱いやすいデータ構造を記述できるデータ表現形式である、JSONについて解説されています。

第5部 Webサービスの設計

  • WebサービスやWeb APIをいかに設計するか、特にリソースをどのように設計するかについて解説されています。
第15~17章

第15章 読み取り専用のWebサービスの設計

  • URIによる名前付け、リソースの表現の選択、ハイパーリンクの活用など、リソース設計に必要なことを一通り解説されています。

第16章 書き込み可能なWebサービスの設計

  • Webサービスに書き込み機能を追加する方法について解説されています。

第17章 リソースの設計

  • 既存の設計手法で得られた成果物をもとにリソースを設計する方法について紹介されています。

読んでみて

  • 読むのに向いている人
    • Web初心者
    • Webの知見を深めたい人
    • リソースの名前(URI)付けについて学びたい人
  • 注意
    • 初版が2010年のため、記載されている情報がやや古め

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