【LINEで簡単】議事録を自動作成 & 要約してくれるアプリを個人開発しました。【Whisper・Chatgpt】
日々忙しい会社員・学生のために、会議や授業等々を文字起こし→要約して重要な部分を教えてくれるアプリを個人開発で作成しました。
LINEだけで簡単に使うことが可能です。
リリースしたアプリ
AI議事録要約くんにスマホで録音した音声を共有すると、文字起こしと重要な部分を教えてくれます。
↓こちらで無料で試すことが可能です。友達追加時に使い方も共有されます。
以下の手順で簡単に議事録の要約を出力してくれます。
開発のきっかけ
無駄な会議が多い
私が新卒で入社した会社では無駄な会議が多く、特に管理職の方々はミーティングが多すぎて本来したい作業に注力できていない状態でした。聞いているだけで発言する必要のない会議も入社以降多数見受けられ、マネージャーに昇進した人がプレーヤーを辞めざるを得ない大きな理由の一つに、無駄なミーティングがあると考えるようになりました。
実際に、このようなデータも存在し、会議の効率化は多くの日本企業に共通した課題であることがわかりました。
既存のツールには課題が多い
しかしながら、そういった課題を解決するためのツールとしていくつか議事録を作成してくれるアプリがありますが、それらのツールは
- 専用デバイスが必要
- 月額20000~などかなり高額
- オンライン会議のみに絞られる
- 精度が低い
- 文字起こししか提供してくれず、結局あとから読み直さない
- 文字起こしを確認しても話し言葉すぎて内容が意味不明
といった致命的な弱点をいくつも抱えていました。
上記のような議事録アプリ共通の課題を解決したアプリをリリースすることで、多くの方に使っていただけるのではないかと考えました!
こだわりポイント
AI議事録要約くんを作る上でいくつかこだわったポイントがあります。
簡単
自分の母親や父親が使うことを想定してかなり簡単に使えるようにしました。
iphoneならすでにボイスメモが入っているため、LINE以外特にインストールをする必要はありません。
安い
個人開発の強みを活かして、限界まで安く値段を設定しました。
今の調子で有料ユーザーの方が増えてくれれば、もう少し安く設定したり、trialを充実させることが可能かなと思います。
速度
Auticleのリリース記事では記事の自動生成の際に分散計算を用いていることを話しました。
今回は会議音声をWhisperによって文字起こししているのですが、Whisperに60分程度の音声を投げると文字起こしに非常に時間がかかってしまいます。
IO boundが多いため、今回はmultiprocessingによって並列実行を行いました。
結果としてもともと出力まで15分程度かかっていたのに対し、AI議事録要約くんでは60分程度のミーティングなら5分以内に文字起こしと要点を出力することが可能になりました。
技術スタック
Api Gateway → Lambda
AI議事録要約くんのためにサーバーを立てるのがめんどくさい + WhisperやChatgptのIO boundが長いアプリケーションであるため、インフラの設計レベルで並列で動くアプリケーションにしたいと思い、Api GatewayからLambdaを起動するという流れのアプリケーションにしました。
Docker
LambdaではDockerを用いました。
Auticleのイメージをほぼ引き継いで利用いたしました。
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