画像生成AI『stable diffusion』、pythonが複数verある場合のインストール方法!
pythonで仮想環境を構築し、Stable Diffusionを実行すれば良い
【悩み】
stablediffusionで画像生成しよう!と思ったら、ローカル環境での実行にはpythonのバージョン3.10.6をインストールする必要があるらしい。既に最新verのpythonいれてるんだけどこれじゃ動かないんだよなあ。。。
このような悩みを抱えている方はいませんか?
stable diffusionのインストール方法を紹介しているサイトでは、このような状況の方に対して、「別バージョンのpythonがインストールされている方は、削除して、改めてver3.10.6を再インストールしてください」と説明している場合が多いです。
しかし、バージョンを指定して仮想環境を作れば既存のpythonを削除せずに実行可能なので、ぜひ試してみてください。
Stable Diffusionインストール方法
stable diffusionのインストールが終わっている方は飛ばしてください。
1.Gitのインストール
2.AUTOMATIC1111のインストール
2-1.インストールしたい場所に新規ディレクトリを作り、ディレクトリ内でコマンドラインを開く。
2-2.git pullコマンドで最新のAUTOMATIC1111をダウンロードする。
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
python仮想環境の作成
ここからが本題です。
実行環境:windows 11
実行日:2023/12
ダウンロードした、stable-diffusion-webui ディレクトリに移動してPythonの仮想環境を作成します。この際、複数のpythonバージョンをインストールしている場合は、python3.10を指定して仮想環境を作成します。
> cd stable-diffusion-webui
stable-diffusion-webui>
stable-diffusion-webui> py -3.10 -m venv venv
仮想環境に切り替える
.\venv\Scripts\activateを実行し、仮想環境に切り替えます。
仮想環境に切り替わるとコマンドラインに(venv)が追加されます。
stable-diffusion-webui> .\venv\Scripts\activate
(venv)stable-diffusion-webui>
pipパッケージを確認するには、
(venv)stable-diffusion-webui> pip list
ここで、最新版があればインストールしておきます。
pipの最新版のインストール方法は、
(venv)stable-diffusion-webui> python.exe -m pip install --upgrade pip
(venv)stable-diffusion-webui> python.exe -m pip install --upgrade setuptools
仮想環境から抜け出すにはdeactivateコマンドを実行します。
(venv)stable-diffusion-webui> deactivate
stable-diffusion-webui>
以上です。
元のディレクトリに戻って、webui-user.bat(windows パッチファイル)を開いてwebブラウザが起動したら完成です。
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