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Git Bash に Zsh を導入する方法
はじめに
Windows を利用していると macOS で利用しているカスタマイズ済みのzshシェルが恋しくなります。
WSL(Windows Subsystem for Linux)でセットアップは可能ですが、WSL は Windows のツールとの相性が悪いことがあります。
そこで、Git Bash の Bash の代わりに Zsh を動かす方法をこの記事で紹介します。
事前準備
- Windows スタートメニューで「Git Bash」を検索
- 右クリック → 「管理者として実行」 を選択して起動
Zshのバイナリを C:\Program Files\Git\usr\
にコピーするので、管理者権限が必要です。
その後、以下の手順を Git Bash 上で実行してください。
1. Zsh のパッケージをダウンロード
MSYS2 のパッケージリポジトリから最新版の Zsh をダウンロードします。
2025/3/29時点の最新は、zsh-5.9-3-x86_64.pkg.tar.zstです。(バージョンは随時更新されます)
cd "/c/Program Files/Git"
# Zsh のパッケージをダウンロード(バージョン: 5.9-3)
curl -LO https://mirror.msys2.org/msys/x86_64/zsh-5.9-3-x86_64.pkg.tar.zst
# 解凍
tar -xvf zsh-5.9-3-x86_64.pkg.tar.zst
# 圧縮ファイルを削除
rm -f zsh-5.9-3-x86_64.pkg.tar.zst
2. Zsh を起動して初期設定
Git Bash を開いて以下のコマンドを実行します
zsh
初回起動時には、Zsh の初期設定ウィザードが表示されます。
ウィザートに従って、キーを打ち込んでください。
3. Git Bash 起動時に Zsh を自動起動させる
nano ~/.zshrc
でエディタ起動して、下記を追記します。
if [ -t 1 ]; then
exec zsh
fi
4. 確認
Git bash を再起動して、下記コマンドを実行します。
zsh と表示されれば導入完了です。
echo $0
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