Mermaidでフローチャートを作成してみる(VS Code)
はじめに
自身の研究内容や今後の方針を説明する際、よくフローチャートを作成するのですが、「コードベースで作成できるツールはないのかな?」と探していたところ、Mermaidというツールを見つけました。
実際に試してみたところ、手軽に実装できるうえに、Chatgptとの親和性も良好でした。
この記事では、VS Code上でMermaidを使ってフローチャートを作成する流れを紹介していきます。
Mermaidとは?
テキストベースでフローチャートやシーケンス図を作成をできるツールです。
特徴
- コードベースで描画できる
ノードや矢印を定義するだけで図が生成される - 再利用性が高い
コードとして残るため、修正やバージョン管理が簡単 - 対応ツールが豊富
Github、VSCode、など
MermaidはVSCodeの拡張機能をインストールすることで、コード書きながらプレビューできるようになります。
エディタ上で完結するため、実装・修正が非常にしやすいです。
また、Chatgptとの相性も良いです。
フローの概要と出力形式をChatgptに伝えれば、Mermaid形式のコードを生成してくれるので、それをVSCodeに貼り付けて調整するだけでOKです。
🔑 アイデアの壁打ちはChatGPT、描画と調整はVS Code、という風に作業できる
実際にVSCodeでMermaidを使う手順
1.VS Codeの拡張機能をインストール
- VS Codeを開き、左側の拡張機能タブをクリック
- 「Markdown Preview Mermaid Support」をインストール
2. Mermaidコードを書いてみる
Markdownファイル(.md)を作成し、コードを記述する。
```mermaid
flowchart LR
%% ノードの定義
A[スタート]
B[処理1]
C[処理2]
%% 処理の流れを定義
A --> B --> C
3. プレビューで確認
- ショートカットキー
- Windows / Linux →
Ctrl + Shift + V - Mac →
Cmd + Shift + V
- Windows / Linux →
- コード最上部に表示される
MermaidEditorをクリック。
以下のように、左側にコード、右側にプレビューが表示されます

まとめ
今回はフローチャートを作成する手段として Mermaid を試してみました。
VS Code上でプレビューしながらサクサク編集できる点は非常に便利で、おすすめできます。
一方で、細かいレイアウト調整などはコードだけでは難しい部分もあり、多少の試行錯誤が必要でした💦
また、自分にとっては 「ChatGPTで雛形を作る → VS Codeで調整する」 という流れが作業スタイルに合っていると感じました。
この記事では触れていない機能もまだまだあるので、気になる方はぜひ調べてみてください。
今後も研究ログや記事作成の中で、Mermaidを活用してフロー図を整理していこうと思います。
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