レンタルサーバー(xserver)でPythonを実行してみる
レンタルサーバー(xserver)でPythonを動かしてみたので、その手順をまとめてみます。興味があれば参考にしてください。
1. 「.htaccess」ファイルを作成
まずは、xserverの管理パネルにログインして、公開ディレクトリに新しいフォルダを作成します。名前は「python」にしました。
この中に「.htaccess」というファイルを新規作成します。このファイルは、PythonスクリプトをCGIとして実行するための設定を行うために必要です。
.htaccessの内容
.htaccessファイルには、以下を記載します。
AddHandler cgi-script .py
ここで、注意点があります。
改行コードは「LF」で保存します。VSCodeなどのエディタでファイルを開いて、改行コードを指定すればOKです。
この設定を追加することで、拡張子「.py」のファイルがCGI(Webプログラムを実行してその結果を表示するもの)として実行されます。
2. Pythonのスクリプトを設置
次に、「.htaccess」ファイルと同じディレクトリにPythonのスクリプトを設置します。
test.pyの内容
「python」フォルダ内に「test.py」という名前のファイルを作成し、以下の内容を記載しました。
ここでも、改行コード「LF」で保存することを忘れずに。
#!/usr/bin/python3
print("Content-type: text/html\n\n")
print("hello,world")
内容の説明
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最初の行 #!/usr/bin/python3 は、CGIプログラムを書くときに記載するもので、Pythonのパスを指定しています。xserverでは、Python2系と3系がデフォルトで利用可能で、「/usr/bin/python3」とするとPython3系を使うことができます。
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2行目の print("Content-type: text/html\n\n") は、ブラウザにテキストを表示させるための命令で、HTMLのヘッダーとなります。
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3行目の print("hello,world") は、実際に表示される内容です。
3. パーミッション設定
次に、Pythonスクリプトが正しく実行されるように、パーミッションの設定を行います。
手順
xserverのファイル管理パネルからファイルマネージャーを開き「test.py」ファイルを選択します。
選択した状態で「パーミッション変更」をクリックし、パーミッション設定を選択します。
「パーミッションを数値で指定する」の入力欄に「755」と記載します。
この設定により、「test.py」ファイルがWebサーバーから実行されるようになります。
4. ブラウザで確認
ブラウザで、Pythonスクリプトが正しく動作しているかを確認しましょう。
URLにアクセスします。
http://自分のドメイン/python/test.py
正常に動作していれば、「hello,world」と表示されます。
以上、レンタルサーバー(xserver)でPythonを動かす方法でした。
興味がある方はぜひ試してみてください!
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