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レンタルサーバー(xserver)でPythonを実行してみる

2024/08/07に公開

レンタルサーバー(xserver)でPythonを動かしてみたので、その手順をまとめてみます。興味があれば参考にしてください。

サンプルサイト

1. 「.htaccess」ファイルを作成

まずは、xserverの管理パネルにログインして、公開ディレクトリに新しいフォルダを作成します。名前は「python」にしました。
この中に「.htaccess」というファイルを新規作成します。このファイルは、PythonスクリプトをCGIとして実行するための設定を行うために必要です。

.htaccessの内容

.htaccessファイルには、以下を記載します。

AddHandler cgi-script .py

ここで、注意点があります。
改行コードは「LF」で保存します。VSCodeなどのエディタでファイルを開いて、改行コードを指定すればOKです。

この設定を追加することで、拡張子「.py」のファイルがCGI(Webプログラムを実行してその結果を表示するもの)として実行されます。

2. Pythonのスクリプトを設置

次に、「.htaccess」ファイルと同じディレクトリにPythonのスクリプトを設置します。

test.pyの内容

「python」フォルダ内に「test.py」という名前のファイルを作成し、以下の内容を記載しました。
ここでも、改行コード「LF」で保存することを忘れずに。

#!/usr/bin/python3
print("Content-type: text/html\n\n")
print("hello,world")

内容の説明

  • 最初の行 #!/usr/bin/python3 は、CGIプログラムを書くときに記載するもので、Pythonのパスを指定しています。xserverでは、Python2系と3系がデフォルトで利用可能で、「/usr/bin/python3」とするとPython3系を使うことができます。

  • 2行目の print("Content-type: text/html\n\n") は、ブラウザにテキストを表示させるための命令で、HTMLのヘッダーとなります。

  • 3行目の print("hello,world") は、実際に表示される内容です。

3. パーミッション設定

次に、Pythonスクリプトが正しく実行されるように、パーミッションの設定を行います。

手順

xserverのファイル管理パネルからファイルマネージャーを開き「test.py」ファイルを選択します。
選択した状態で「パーミッション変更」をクリックし、パーミッション設定を選択します。
「パーミッションを数値で指定する」の入力欄に「755」と記載します。

この設定により、「test.py」ファイルがWebサーバーから実行されるようになります。

4. ブラウザで確認

ブラウザで、Pythonスクリプトが正しく動作しているかを確認しましょう。

URLにアクセスします。

http://自分のドメイン/python/test.py

正常に動作していれば、「hello,world」と表示されます。

以上、レンタルサーバー(xserver)でPythonを動かす方法でした。

興味がある方はぜひ試してみてください!

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