📝
💻 JavaScriptで作るシンプルなメモアプリの実装解説
本記事では、HTMLとJavaScriptだけで作る最小構成のメモアプリを紹介します。
ブラウザ上で「新規メモ」ボタンを押すと、入力した内容がリストに追加される仕組みです。
1. 実装の概要
このアプリは2つの処理で構成されています。
- 入力内容をHTMLに追加する処理
- ボタンがクリックされたら上記処理を実行するイベント設定
これらを分けて考えることで、コードが整理されやすくなります。
2. メモの追加処理
// 入力を受け取り、要素を生成してHTMLに追加
function memo() {
var memo = prompt("入力してください");
var newElement = document.createElement("li");
newElement.textContent = memo;
var memo_list = document.getElementById("memo_list");
memo_list.appendChild(newElement);
}
ここで行っているのは以下の3ステップです:
| 処理の目的 | 説明 |
|---|---|
| ユーザーの入力を取得 |
prompt() で入力内容を取得します |
<li>要素を生成 |
新しいリスト要素を作成します |
| リストに追加 | 作成した要素を <ul> 内に追加します |
💡ポイント
- document.createElement() で新しいHTML要素を作れます
- appendChild() で親要素に追加できます
3. イベントの設定
JavaScriptでは、ボタンのクリックなどの操作をイベントとして扱えます。
// ボタン要素を取得
var btn = document.querySelector("button");
// クリックされたときにmemo関数を呼び出す
btn.addEventListener("click", memo);
これで、ボタンをクリックしたときに memo() 関数が実行されるようになりました。
👇 実際に動くデモはこちら
💡ポイント
- addEventListener("click", 関数名) でイベントを設定できます
- 詳細は MDN Web Docs: addEventListenerを参照してください
4. まとめと応用例
このメモアプリは非常にシンプルですが、JavaScriptの基本が学べます。
- DOM操作:HTML要素を生成・追加する
- イベント処理:クリックなどの操作に応じた処理
- 関数化:処理を分割して整理
さらに応用すると以下のような機能も追加可能です:
- localStorage でメモ内容を保存
- 削除ボタンを追加
- CSSで見た目を整える
🧩 学べる要素まとめ
| 学べる要素 | 説明 |
|---|---|
| DOM操作 | HTML要素を動的に生成・追加する方法を学べます |
| イベント | ボタンのクリックなど、特定の操作時に処理を実行する方法を学べます |
| 関数化 | 処理をまとめて再利用しやすくする方法を学べます |
💡 初心者向けの補足
- 最初は一度にすべて覚えようとせず、コードを写しながら動作を確認する
- prompt() は簡易的な入力方法なので、将来的にはフォーム入力に置き換えるとより実用的
- 動的に要素を追加する体験を通じて、JavaScriptの基本的な仕組みを理解できます
この記事は note でも公開しています。
HTMLとJavaScriptだけで作る「メモアプリ」入門!(note)
Discussion
ステップアップするなら prompt を dialog 要素で実装して Promise で取得する様にしてみよう
かな感。
dialog要素とPromiseでのデータ取得をやってみました。