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Conent Hub CLIで取得したタグ情報を翻訳する

2022/06/22に公開

前回の記事で
https://zenn.dev/taito_fujii/articles/15c15cd1dd13dd
でコマンドベースでContent Hubの定義情報を取得しました。
せっかくなので、こちらを用いてタグ情報を翻訳する手順をご紹介します。

利用環境

  • Visual Studio Professional 2019
  • Content Hub 4.0.1
  • Windows10
  • Azure Cognitive Service Translator (Subscription keyが必要です)

ソースコードのダウンロード

下記のレポジトリをクローンしてVisualStudioを起動してください。
https://github.com/taito-Fujii/ContentHub-CLI

appsetting.jsonの定義変更

今回、翻訳をするためにAzure Cognitive Service APIを利用します。
Azure PortalよりTranslatorサービスを作成し、取得したキー情報を、
appsetting.json > "Key"の値に設定します。
リージョンも作成したリージョンに設定してください。

ビルドまたは発行先に遷移する

設定完了後、ビルドを実行します。(もしくは発行処理の実行)
実行後、出力先に遷移すると下図のような状態になっています。

export.zipの配置

前回の記事の手順で取得したexport.zipを同フォルダに配置します。
またはこのフォルダ下にある、downlaodtaxonomy.ps1を実行すると同様の状態になります。

ContentHubTaxsonomyUpdater.exeの起動

同フォルダ上で、ContentHubTaxsonomyUpdater.exeを実行します。
内部的には、以下の手順を踏んでいます。
1.export.zipを展開
2.M.tagのファイルにアクセス
3.タグ情報を日本語化 (Tranlator APIに問い合わせ)
4.M.tagに日本語を追加
※実行後は日本語情報が追加されてることが確認できます。

5.import.zipとして作成

import.zipを登録

Content Hubの管理画面より作成したファイルをアップロードできること、タグの日本語化がされていることが確認できます。

コマンドベースなので、タイマー設定で定期的にスクリプトを起動し差分のタグデータを翻訳するということも可能だと思います。またsynonymという同義語の概念も設定できるため、よりタグに意味付をするといった使いかも考えられます。このあたりはまたご紹介させてください。

次回の記事では、imort.zipをContent Hub CLIでアップロードする方法をご紹介する予定です。

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