独自コントラクトのNFTを開発してOpenSeaに登録する

OpenSeaはNFTのマーケットプレイスです。

OpenSeaでは販売するNFTをプラットフォーム内で作成することができるのですが、今回は自分で作成したコントラクトのNFTをOpenSeaで出品する方法について説明します。

独自コントラクトでNFTを作成する理由については、こちらの記事に詳しく記載しています。

今回は、OpenZeppelinの提供するContract Wizardと、RemixというEthereum IDEを使用します。各種ツールはリンク先に基本的な使い方を記載しています。

それでは、早速独自コントラクトを作成していきましょう。

Contract Wizardによるコントラクトの作成

Contract Wizardの基本的な使い方はこちらの記事にまとめてあります。

Contract WizardでERC721を選択し、nameとsymbolはそのままで、BaseURIにNFTのメタデータのBaseURLを入力します。今回は、僕がサンプルとしてよく利用している、このbaseURIを使用します。

https://raw.githubusercontent.com/taijusanagi/example-nft-metadata/main/metadata/

• MintableとMintableのAuto Increment Idsにチェック
• Access ControlのOwnableをチェック

細かい機能については別途記事を作成予定です。

Access Controlについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ここまで入力すると下記のような画面になっていると思いますので、Open In Remixをクリックします。

Remix - Ethreum IDEによるコントラクトのデプロイとミント

Remixの基本的な使い方はこちらの記事にまとめてあります。

早速NFTをデプロイしていきましょう。今回はOpenSeaに連携することができるRinkebyにデプロイしていきます。ContractをCompileし、MetamaskをRinkebyに接続した状態で、EnvironmentでInjected Web3を選択してMetamaskを接続し、ContractでMyTokenを選択します。

この状態でDeployをクリックすると、NFTがデプロイされます。

こちらがNFTを発行したトランザクションです。

また、こちらがデプロイしたコントラクトです。こちらの手順でEtherscanでソースコードの検証も併せて行なっています。

OpenSeaにNFTを登録するために、一個以上のNFTをミントしておきます。

こちらがミントしたトランザクションです。

これで準備は完了です、早速OpenSeaにNFTを登録しましょう！

OpenSeaへの登録

下記からコントラクトの登録を行うことができます。

• メインネットのNFTの登録はこちら
• テストネットのNFTの登録はこちら

このように、デプロイしたコントラクトアドレスを入力し、Submitをクリックします。

これでOpenSeaへの登録作業は完了です！

こちらが今回作成したOpenSeaのコレクションページです！