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Developers Boost2023の発表で6年目のエンジニアが共感した3つのこと

2023/07/05に公開

皆さんこんにちは!株式会社ラクーンホールディングスでwebエンジニアをしている川崎です。
先日以下のイベントに参加してきました。
https://event.shoeisha.jp/devboost/20230701/

このイベントでは30歳以下のエンジニアが成長体験やキャリア戦略などを発表していました。今年で26歳の私は各セッションを見てエネルギーをもらい、自身のキャリア構築にまた一つ磨きをかける余地を見つけられました。

今回は特に印象に残った3つのことを紹介し、エンジニア歴6年の私の経験も踏まえてお話しようと思います。

1. Have Backbone.Disagree and Commit.

基調講演の「激動の時代を生き抜くためにU30が身につけるべきソフトスキル」で深澤 雄太氏が紹介していた「Have Backbone.Disagree and Commit.」というワードです。
会社の意思決定に納得できなかったとしても、最終的に決定がなされたらその方向で全力で努力すべきというAmazonが掲げるリーダシップ理論です。
セッションでは「そうしたほうが納得できなかった決定への反証も早い」とメリットを添えて説明されていてたので印象に残りました。

セッションで触れていたメリット以外にも、私は納得できなかった決定のタスクを全力で終わらせたとき、以下のような副次効果を経験しました。

  • 仕事を早く終わらせることで信頼を得られる
  • 無理な要求を飲んだ場合は貸しを一つ作れる
  • 早く終わった分の空いた時間で別のタスクを行うことができる

納得いかない決定に対してハイパフォーマンスを発揮するのは難しいです。しかし、前述したメリットと副次効果も意識しつつ、終わった後には良いことが待っていると自分を鼓舞して常にハイパフォーマンスを維持したいですね!
該当スライドページ:https://speakerdeck.com/appbrew_rec/developers-boost-2023-appbrew?slide=29

2. 計画的偶発性理論

VTRyo氏のセッションである「自分だけの、誰も想像できないキャリアの育て方」で紹介されていたワードです。
「キャリアの8割は偶然で構成されている」という理論で、以下の5大特性を持つことで偶然を自分で引き起すことができるそうです。

  • 好奇心
    • 興味を持ったことは取り組んでみる
  • 持続性
    • 仮に失敗しても、すぐにやめない。試行錯誤を重ねる
  • 楽観性
    • 失敗や不安ごとを重く捉えすぎない感覚
  • 冒険心
    • 失敗を恐れずに始める
  • 柔軟性
    • 新しいものを受け入れ続ける。変化を歓迎する

やりたいことがなくても、偶然に対して5大特性を意識して自らの意思で選択することで、広い視野を持ってキャリアを構築することができるようです。

私は「チャンスを逃すな」という言葉をいつも心がけています。これは「2年目だけど外部向けイベントをやりたい」という小さな好奇心を実現させたり、自社サービスのフロントエンドアーキテクチャの更新を主導するといった経験に繋がっています。おそらく「偶然を逃すな。いい偶然が発生する確率を上げるように行動しよう」というのは間違いなく自分のスキルやキャリアにいい経験をもたらすのだと思います。
私の中でフワフワした概念を、実例と参考文献を出しつつ発表していたVTRyo氏はすごいです。

該当スライドページ:https://speakerdeck.com/vtryo/career-planning-starting-by-luckly?slide=23

3. 健康が一番大事

向井 咲人氏のセッションである「今後のキャリアパス、どう描く? 20代を振り返ってみてわかる、30代を意識したキャリア戦略」で語られていました。
一見30歳以下には関係ない話のように見えます。しかし、無理をすると仕事に影響が出るのは何歳でも変わらないでしょう。26歳の私でも徹夜した翌日や結婚式の準備をしていたときは、肉体や精神に負荷がかかって仕事でパフォーマンスを出せませんでした。

私は昔「自己研鑽>>>>>自分の健康」という価値観を持っていましたが、今では「自分の健康を維持しつついかに自己研鑽するか」を考えています。最近は健康のためにランニングしながら、fukabori.fmを聞いてたりします。運動しながら音楽を聴くのに飽きたら、podcastを聞いてみてはいかがでしょうか?オススメの勉強法です。
精神の健康もアンガーマネジメントの本を読んだり、遊んでリフレッシュして維持できるよう心がけています。また、仕事では無理をしないで済む状態をできるだけつくっておくようにしたいです。

セッションでは「100%のパフォーマンスを出して次の日に20%に落ち込む人より、ずっと70%を出せる人のほうが仕事を捌いているし、信頼を得ている」と話されていましたが、本当にそうだなと思います。

ちなみに健康を維持しつつ自己研鑽を積むのにどのような工夫をしているかを懇親会で伺ったところ、「夜にいろいろやると終わらなくなるので、早朝に活動するようにしている」とおっしゃっていました。

該当スライドページ:https://speakerdeck.com/sakito/jin-hou-nokiyariahasu-toumiao-ku-20dai-wozhen-rifan-tutemitewakaru-30dai-woyi-shi-sitakiyariazhan-lue?slide=8

まとめ

今回のDevelopers Boost2023はキャリアやソフトスキルの話が多いなという印象を受けました。こういった話は抽象度が高いので「当たり前じゃん」と受け取ってしまいがちです。しかし、私は各セッションを聴講してキャリアやソフトスキルに関する「言語化できない当たり前」を認識できたり、自分ができていると思っていた「当たり前」を今一度見直すきっかけを作ることができました。

Developers Boost2023関係者の皆様、素晴らしいイベントを開催してくださりありがとうございました!

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