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EAGLEで基板を作成してメーカーに発注するまで

2022/11/25に公開

概要

EAGLEでの回路、基板作成の日本語ドキュメントが少なかったので作成した。
ほぼほぼ自分の忘備録です。
適宜更新します。
基板完成後から、ガーバーデータ出力、JLCPCB発注までは一瞬でした。

1.プロジェクト作成

2.シンボル登録

3.回路図作成

4.基板作成

5.ガーバーファイル出力

5.1 ガーバーファイルを出力

  • .brd画面でCAM Processorを選択する
  • テンプレートから任意のテンプレートを選ぶ(今回の場合には template_4_layer,cam
    • この時Export as ZIPにチェックをいれておく
  • Process Jobを選択して、以下を出力する
    • Assembly(各パーツの座標データ)
    • DrillFiles(ドリル座標データ)
    • GerberFiles(配線、シルク、レジスト、メタルマスクデータ)

5.2 実装図を出力

Top面

  1. .brd画面でVisible Layersを選択する
  2. 20 Dimension , 21 tPlace, 26 tValuesを選択する
  3. Printのアイコンをクリックし、PrinterでMicrosoft Print to PDFを選択
  4. 適宜パラメータを調整して出力

Bottom

  1. 基本はTopと同じ手順
  2. 20 Dimension , 22 bPlace, 27 bValuesを選択する
  3. Printのアイコンをクリックし、PrinterでMicrosoft Print to PDFを選択
  4. 適宜パラメータを調整し、OptionでMirrorにチェックを入れて出力

5.3 回路図を出力

  1. PDF出力したい場合、.sch画面で Printのアイコンをクリックし、PrinterでMicrosoft Print to PDFを選択
  2. Orientation:Landscape
  3. Alignment: Center
  4. Area: Full
  5. Scale factorを適宜調整
  6. その後OKをクリックして出力する

OptionでCaptionを選択すると保存ディレクトリ、日時、scale factorが印字される

5.4 BOMを出力

  • .schもしくは.brd画面でFile -> Export -> Partlist で出力する。その際に、拡張子(.csvもしくは.txt)を付けたほうがよい

6.基板メーカーに発注

JLCPCB

基板+ステンシルのみ

  1. JLCPCBのサイトに行き、ログインする
  2. Instant quoteをクリックし、見積もりの画面にいく
  3. 'Add gerber file'をクリックして、先ほど5.1で作成したガーバーファイルのZIPファイルを選択する
  4. データがインポートされ、基板データが表示される
  5. 各種設定を選ぶ(PCB Qty, PCB Thickness, PCB Color, Outer Copper Weight, Surface Finishなど)
    • 基本的にはデフォルトの設定が一番安い。
    • 表面処理やレジスト色などの設定値の詳しい説明は ? をマークをクリックして確認する
  6. PCB Assembly(部品実装)やStencil(メタルマスク)を追加で購入するかどうかをチェックをいれる。必要な場合それぞれの設定も行う(このときはメタルマスクを作りました)
  7. 全部の設定が終わったら、SAVE TO CART をクリックして結果を保存する
  8. VIEW cartから支払い Secure Checkoutを行う
  9. Shipping Addressを入力する
  10. Shipping Methodを選択する
    - 現時点ではOCS Expressが一番安かった(1892円)
  11. カード番号を入れて支払いを行う

基板+部品実装

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