興味本位でDenoのセットアップ
とりあえずインストール
公式のInstalationを参考にインストールする。
今回はHomebrewでインストールした。
$ brew install deno
インストールが完了したら、バージョンを確認してみる。
$ deno --version
# or
$ deno -V
deno 1.12.1 (release, aarch64-apple-darwin)
v8 9.2.230.14
typescript 4.3.5
バージョンが確認できたらOK。
--version
だと、使用されているV8やTypeScriptのバージョンも表示してくれる。
Denoのバージョンを変更する
Denoのバージョンを変更するときは、アップグレード・ダウングレードに関わらずdeno upgrade
コマンドを使用する。
# 最新バージョンへのアップグレード
$ deno upgrade
# 指定したバージョンに変更
$ deno upgrade --version 1.0.1
サンプルコードを動かす
以下のコマンドを実行して、ブラウザ上にあるサンプルコードを動かしてみる。
$ deno run https://deno.land/std/examples/welcome.ts
Download https://deno.land/std/examples/welcome.ts
Warning Implicitly using latest version (0.102.0) for https://deno.land/std/examples/welcome.ts
Download https://deno.land/std@0.102.0/examples/welcome.ts
Check https://deno.land/std/examples/welcome.ts
Welcome to Deno!
Welcom to Deno!
と表示されれば成功
ちなみに、サンプルコードの中身はただのconsole.log
だった。
console.log("Welcome to Deno!");
Hello World
Deno で 任意のディレクトリにhello.ts
など適当な名前でファイルを作成する。
作成したhello.ts
ファイルの中に以下のサンプルコードを貼り付ける。
import { serve } from "https://deno.land/std@0.102.0/http/server.ts";
const s = serve({ port: 8000 });
console.log("http://localhost:8000/");
for await (const req of s) {
req.respond({ body: "Hello World\n" });
}
コードの内容としては、Webサーバーを起動し、Hello World
と表示するだけ。
ファイルを保存したら、以下のコマンドでファイルのコードを実行する。
$ deno run --allow-net hello.ts
http://localhost:8000/
ネットワークへのアクセスを許可するために--allow-net
フラグが必要なので注意する。
コンソールに表示されたhttp://localhost:8000/
にアクセスすると、Hello World
の表示がされていると思う。
VSCodeの設定
Denoはインポートの仕方などが特殊なので、VSCodeの設定をしないと波線が出まくる。
拡張機能のインストール
Deno(download.vscode-deno)
という拡張機能をインストールする。公式サイトはこちら。
ワークスペースの設定
プロジェクト直下に、.vscode
ディレクトリ(ワークスペースの設定に関するものを格納する)を作成し、settings.json
に以下の内容を記述する。
{
"deno.enable": true
}
基本的には、Denoを使用するプロジェクトだけDenoの拡張機能をONにすることが推奨されている。