完全無線JISplit89導入記録
遊舎工房で買ったキットを友人に組み立ててもらった。
ビルドガイド
JISplit89を使いたい理由は以下の通り
- ファンクションキーがある
- ESCとE/Jキーが別になっている
- 分割キーボードである
- 矢印キーがある
- 英字配列に比べてEnterキーの左側にある列が1列多い
- 英字キー配列に移行できない一番根源的な理由はこれかも
- 頑張ると完全無線にできる
- qmkでファームウェアを好きなように作りこめる
JISplit89に関する現状の不満
- ケースが無いので、基盤に埃が入り込む懸念がある
- とりあえずは、マスキングテープか何かで側面をグルグル巻きにして使う予定
- Spaceキーを配置したい場所にキーが多すぎる
- 現状は2.5Uを押し込んでいるが、安定感に不安がある
- 恐らく使っているうちに慣れる
キースイッチは一番静かなピンク軸を使った。
キーキャップはJIS配列でカナ無しのものを使う。
とりあえずキーキャップを差し込んで動作確認した状態。
うちに転がってるMicroUSBのケーブルはどれも充電用だったせいで、データ通信できずにうまく動かなかった。
Kindle用のケーブルがMicroUSBかつデータ通信できるやつだったので事なきをえた。
Majestouchのキーキャップだと不足している部分がいくつかある。
- CapsキーはControlキーとして使いたい
- PageUpとPageDownは一列目のキーとして使いたいので少し低めがいい
- Deleteキーは四列目のキーとして使いたいので少し高めがいい
- Jisplit89で用意された幅は少し狭いので、Majestouchの左シフトキーは収まらない
- テンキー用の2Uある0/Insキーは収まる
- Jisplit89の最下段真ん中の左右二つずつのキーはスペースとして使いたい
- 次のバージョンがあるなら、2.25Uのキーが入るようになるとありがたい
これらの課題を解決するためにWASD Keyboardsでキーキャップを購入。
ここなら、キーキャップに刻印する文字や、そのレイアウトをかなり自由に選べる。WASDの1R 2.5Uはスタビライザーのためにソケットが3つあって、左右の穴にキースイッチを差し込むと丁度いい感じになる。
レシートはこう。
Items Qty Price
Custom Text Cherry MX Keycaps
SKU: CUSTOM-TEXT-KEY
Keycap Color
Black
Keycap Size
R1 1x1
Default Text Color
White Priority
Text 1
Page
Text 1 Font Size
10
Text 1 Alignment
Center-Left
Text 2
Down
Text 2 Font Size
10
Text 2 Alignment
Bottom-Left
1 $9.00
Custom Text Cherry MX Keycaps
SKU: CUSTOM-TEXT-KEY
Keycap Color
Black
Keycap Size
R1 1x1
Default Text Color
White Priority
Text 1
Page
Text 1 Font Size
10
Text 1 Alignment
Center-Left
Text 2
Up
Text 2 Font Size
10
Text 2 Alignment
Bottom-Left
1 $9.00
Row 1, Size 1x2.25 Cherry MX Keycap (R1 1x2.25)
SKU: R1-1X2.25
Keycap Color
2 x Black
2 $5.00
Custom Text Cherry MX Keycaps
SKU: CUSTOM-TEXT-KEY
Keycap Color
Black
Keycap Size
R4 1x1
Default Text Color
White Priority
Text 1
Delete
Text 1 Font Size
10
Text 1 Alignment
Center-Center
1 $9.00
Custom Text Cherry MX Keycaps
SKU: CUSTOM-TEXT-KEY
Keycap Color
Black
Keycap Size
R1 1x2.00 - $1.50
Default Text Color
White Priority
Text 1
Shift
Text 1 Font Size
12
Text 1 Alignment
Center-Left
1 $10.50
Custom Text Cherry MX Keycaps
SKU: CUSTOM-TEXT-KEY
Keycap Color
Black
Keycap Size
R2 1x1.75 - $1.50
Default Text Color
White Priority
Text 1
Control
Text 1 Font Size
12
Text 1 Alignment
Center-Left
1 $10.50
Subtotal $53.00
Shipping & Handling $17.25
Grand Total $70.25
WASDのキーキャップ待ちをしている状態のJISplit89
WASDのキーキャップをはめ込んだ状態のJISplit89
左側のControlキーなどを見やすくした状態。
右側のPageUpキーなどを見やすくした状態。
WASDで僕と同じように注文すると白っぽさが少し強くでるようだ。
分割キーボードは左右をつなぐケーブルと、PCとつなぐケーブルがあり、邪魔なので完全無線にしたいという気持ちがある。
そこで、BLE Micro Proを二つ発注した。
BLE Micro Proは、コンスルーが付属していないので12ピン2.5mmのものを四つ発注する。
サリチル酸さんがBOOTHで売っている電池部品セットを使う。
正直、キーボードを持ち歩きはしないので、少々大きくなっても良いからエネループなどの充電池を使える単三電池や単四電池が使えるとありがたい。
以下、ログとして残すがちょっと失敗した。
とはいえ、はんだ付けを要求されるキットで、一回でちゃんとしたものを作るのは、僕の技能的には難しいだろうから、無駄にはならないだろう。
電池基盤もついてないので、一緒に二つ発注する。
BLE Micro ProのUSB部分を補強するために使うエポキシ樹脂の使い方。
BLE Micro Proのビルドガイド
JISplit89のビルドガイドの途中にBLE Micro Proも書いてある。
はんだ付けの工程記録
内容物の確認
パーツを仮置きして最終イメージを作る
コンデンサとダイオードのはんだ付け
微細な作業が必要になるが、フラックスをちゃんと塗れば思い通りにはんだ付けできる。
コイン電池ケースのはんだ付け
ぐらつき易いので、マスキングテープでガッツリ固定して作業する。
穴に収まってさえいればいいので、フラックスを塗らない方が作業し易かった。
スライドスイッチのはんだ付け
スライドスイッチもぐらつくのでマスキングテープでガッツリ固定する。
背面からスイッチをはんだ付けするさいの難易度を下げるために、ツメを互い違いになるように曲げる。
ここはフラックスをがっつり塗った方が作業し易かった。
電池系のはんだ付けが終わった後の動作確認
左手側の電池回路とボトムプレート。
ボトムプレート側に極性が書いてある。
裏返して作業しているので、右向きにUSB-Cのポートが開いている。
なお、ボタン電池の+極側が外から見えるように電池を差し込む。
電池の回路を組んでボトムプレートと合体する前に、電池回路がある側の動作確認をする。
写真では赤枠で囲った二つの穴がバッテリーからの電気が流れてくる部分になる。
スライドスイッチを右側に動かしたうえで、ボトムプレートで確認できる極性側にテスタをあてて、3Vより少し少ない程度の電圧が来ていることを確認する。
右手側の電池回路とボトムプレート。
ボトムプレート側に極性が書いてある。裏返して作業しているので、左向きにUSB-Cのポートが開いている。
左手側とは極性が逆なので注意。
こちらも、バッテリーから電気が流れてくる穴を赤い四角でかこってある。
BMPを取り扱うあたりで苦心したこと
BAT+とBAT-が一体なんの話をしているのか分からなくて苦心した。
BATとはbatteryで電源供給の話をしているのであった。
ProMicroをビルドする際には、BAT+とBAT-を避けるのは電池からの電源供給をしないからだ。
左手側のBMP。
裏返して作業しているので、右向きにUSB-Cのポートが開くことになる。
BAT-が右上側にあり、コンスルーが刺さっていないことがポイント。
左手側のコンスルーの向きが分かるようにとった写真。
金色のポチっとした部分がこれから刺さるBMP寄りになっている。
右手側のBMP。
裏返して作業しているので、左向きにUSB-Cのポートが開くことになる。
BAT-が左下側にあり、コンスルーが刺さっていないことがポイント。
右手側のコンスルーの向きが分かるようにとった写真。
金色のポチっとした部分がこれから刺さるBMP寄りになっている。
JISplit89はBLE Micro Pro用の電池基盤が実装済なので、そこに電池部品セットをはんだ付けしていけばいい。
しかし、コンデンサとダイオードがめちゃ細かいので素人には大分厳しい。
余分に買ったBLE Micro Pro用電池基板を使って、表面実装の練習をすることとした。
適当な豆電球でも光らせれば正しく動作しているか確認できるだろう。
電池基盤の組み立て方