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TAIANのスクラム開発

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こんにちは。TAIANでPdMをしている川平です。

前回に引き続いて、TAIANのスクラム開発についてまとめました。

はじめに

気合いと根性で回してた開発チームが、スクラム導入で"本当のチーム"になった話」では、私たちがスクラムを導入し、文字通りのチームとして成長してきた道のりをご紹介しました。

今回は、その後、TAIANのスクラム開発が、日々の開発をどのように進めているのか、そのリアルな姿を深掘りしてお届けします。

私たちの開発を支えるのは、効率的な2週間のスプリントというサイクルと、何よりも 「最高の仲間と最高のプロダクトを創る」 という強い想いです。

この記事を通して、技術的な取り組みはもちろん、私たちが大切にしているチームの文化や価値観を感じていただけたら嬉しいです!

2週間のリズム:信頼で繋がるスプリント

元々は、1週間を1つのスプリントとして回していました。2週間スプリントへの移り変わりは、ぜひ、こちらの記事をご覧ください!(スプリント期間は短い方がいい?1週間スプリントをやってみて

TAIANの開発は、2週間を1つのスプリントとして、全員が同じリズムで進んでいます。

この短い期間で、計画、実行、内省を繰り返すことで、変化の激しいスタートアップの環境においても、柔軟かつスピーディーにプロダクトを成長させています。

スプリント期間中は、下記の5つの主要なイベントを通じて、チームの結束を固め、透明性の高い開発を実現しています。

  • バックログリファインメント: プロダクトの未来を語り合い、優先順位を共有する場。
  • スプリントプランニング: バックログの開発方針を決め、協力して計画を立てる時間。
  • デイリーミーティング: スプリントの進み具合、困りごとを共有し、支え合う時間。
  • スプリントレビュー: スプリントで実施した成果を共有し、リリースの共通認識を持つ場。
  • スプリントレトロスペクティブ: 本音で語り合い、チームの成長をみんなで考える機会。

1スプリントの流れを図

「なぜ?」を共有する文化:バックログリファインメント

スプリントの準備段階であるバックログリファインメントでは、単にタスクの優先順位を決めるだけでなく、「なぜこの機能を作るのか?」「誰のどんな課題を解決するのか?」といったプロダクトの根幹にある想いをチーム全体で共有しています。

CSチームやスクラムチームからの生の声も積極的に取り入れ、エンジニアも顧客視点を持って開発に取り組むことを大切にしています。この共通理解こそが、チームの一体感を生んでいます。

CSチームとスクラムチームの距離が近いことにより、より顧客に価値の高い機能を開発できていることにつながっています。

「どうやって?」を共に考える:スプリントプランニング

次の2週間の開発計画を立てるスプリントプランニングでは、各メンバーのスキルや得意分野を考慮しながら、バックログの割り振りを行います。

「このタスク、〇〇さんならきっと最高のパフォーマンスを発揮できる!」「この部分、一緒に試行錯誤しながら進めてみよう!」といった会話が自然と生まれる、協力的な雰囲気で行えています!

スクラムチームが自分の意見を発言できる心理的安全性も高く、より質の高いプランニングが行えています。

声かけが飛び交う安心感:デイリーミーティング

毎朝15分のデイリーミーティングは、スプリントが適切に運用されているか確認しています。

全体の進捗具合をバーンダウンチャートで確認し、それぞれのバックログについても確認していきます。

主に、「昨日実施したこと」「今日実施すること」「困っていること」を確認することで、スクラムチームの絆を確かめ合いながら進めています。

困っていることがあれば、誰かがすぐに手を差し伸べる。そんな信頼関係が、日々の開発を安心して進められる基盤となっています。

成果を分かち合う喜び:スプリントレビュー

スプリントの成果を共有するスプリントレビューでは、完成してリリースする機能をCS、スクラムチームで共有しています。

エンジニアが直接お客さんに要望を聞きにいくタイミングは少ないですが、CSからフィードバックを伝えてくれたり、CSがお客さんに寄り添ってくれているからこそ、 「すごい!」「使いやすいね!」「この改善、本当に助かる!!」 のような声を伝えてくれ、エンジニアとしてはやりがいを感じる瞬間でもあります。

スプリントで開発したものが、お客さんに良い影響を届けられているという部分を実感することもでき、
チームにとって何よりのモチベーションになっています!

本音で語り合う成長の場:スプリントレトロスペクティブ

スプリントの振り返りを行うスプリントレトロスペクティブは、チームがより高みを目指すための大切な時間です。

KPTフレームワークを使い、良かったことは称え合い、課題は率直に共有し、次のスプリントで試したい改善策をみんなで考えます。

KPTを改良してTAIANのValueに自分たちがスクラムで取り組んだ行動が、どのようにValueに紐づいているのかも確認することで、エンジニアそれぞれがValueを体現できているかを振り返るタイミングにも使っています!

透明性を支える文化:Jiraの活用

効率的にスクラムを運用するためにJiraを使用しています。

顧客の要望をプロダクトごとにJiraに集約することで、どのような機能の開発が求められているのかを1箇所で確認できるようになっています。

また、プロダクト全体も把握できるため、Jiraを見ることで開発される順番などを知ることもできます。

バックログには、背景や叶えたいことを書いているので、この機能を開発することが必要になった背景を知ることで、より価値を届けられる機能はどうなるかを話し合うことができます。

バックログが充実していることで、チーム内で情報に差異がなくなり、スムーズな連携に繋がっています。

「最高の仲間と創る」ということ

「最高の仲間と最高のプロダクトを創る」 ために、TAIANのスクラムチームとしてスクラム開発に取り組んでいます。

スクラムチーム内、そこに関わる別チームがお互いを尊重し、助け合いながら共に成長していく。そんなアツくあたたかいチーム文化こそが、TAIANのスクラムチームの強みです。

技術的なスキルはもちろん重要ですが、それ以上に、チームの一員として、仲間と共に目標に向かって情熱を持って取り組める方を、私たちは求めています。

おわりに

この記事を通して、TAIAN開発チームの雰囲気や、私たちが大切にしている価値観が少しでも伝わりましたでしょうか?

もし、私たちのチームに共感し、 「一緒に最高のプロダクトを創りたい!」 と感じていただけたら、ぜひ一度お話してみませんか?スクラムというフレームワークと、そこに根付くアツくあたたかいチーム文化。この二つが合わさることで、TAIANのスクラムチームは、日々進化を続けています。

私たちは、これからも仲間と共に学び、成長し、ユーザーにとって本当に価値のあるプロダクトを創り続けていきます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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