WSL2で 自分好みのRedHat系 が使いたい!
最近「どうしても!WSL2で!RedHat系が使いたい!!」という病気(?)にかかりまして・・
色々調べ、試してみて、お手軽にWSL2でRedHat系ディストロを使う方法を見つけたので
「もしかしたら同士いる?」と思い、微力ながら手助けになれば~と思い、書いてますー。
因みに、今回は「Rocky Linux」を例にご紹介します。
はじめに
今回ご紹介する方法は、Dockerコンテナを利用した構築方法になります。
出来る限り、サクっと読める内容にしたい思ってますので
WSL2、Dockerの環境構築などについては「出来ている」こと前提としてます
( 不親切でごめんね )
また、各種操作等々・・自己責任でお願いします。。
WSL2にRedHat系ディストロを構築する方法
前準備
ファイル出力とか行いますんで、ディレクトリの準備をしていきます。
ディレクトリはお好きなとこにしてもらえれば・・と思いますが
後述するコマンドは適宜変更して実行してください。
mkdir c:\wsl2\distro
mkdir c:\wsl2\distro_tar
Dockerイメージの取得 → コンテナ作成
まずは、作成したいディストロのDockerイメージを取得し、コンテナ作成を行います。
※「Alma Linux」が良いなら、該当箇所適宜変えてください。
# イメージ取得 -> コンテナ作成(実行)
docker run --name RockyLinux rockylinux/rockylinux:8
コンテナをexportする
WSL2に取り込むためのコンテナをtarでexportします。
※export後はdockerイメージ・コンテナは不要なので削除してもOKです。
# コンテナをexport
docker export RockyLinux -o "C:\wsl2\distro_tar\RockyLinux.tar"
コンテナをWSL2へimportする
Dockerコンテナって、WSL2にimport出来るみたいで
実際やってみたら「こいつ・・・出来るぞっ!?」ってなりました。( すごい )
ということで、さっき出力したコンテナ( tar )をWSL2にimportします。
# コンテナをWSL2へインポート
wsl --import RockyLinux "C:\wsl2\distro\RockyLinux" "C:\wsl2\distro_tar\RockyLinux.tar"
確認&既定ディストロへ変更
ちゃんとimportされたか確認します。
あと、必要であれば既定ディストロに変更しておきましょう。
# ちゃんとimportされたか確認
wsl -l -v
-------------------------------------------------------
NAME STATE VERSION
RockyLinux Running 2
-------------------------------------------------------
# 既定へ変更
wsl -s RockyLinux
チョチョっとな関連
このままでも良いんですけども、一般ユーザがないやら、パッケージ古いやらで
不便なことが多いのでサクっと入れていきましょう。
# RockyLinux を起動
wsl -d RockyLinux
# 各種パッケージをupdate
dnf update -y
# 必要なもの(理由は割愛)
dnf install glibc-langpack-en passwd sudo -y
# 入れておいた方がいいもの(clearとか入ってないので)
dnf install ncurses less -y
# 一般ユーザを作る
adduser -G wheel hoge
# 次回から一般ユーザでログインするよう設定変更
echo -e "[user]\ndefault=hoge" >> /etc/wsl.conf
# hoge ユーザのパスワード設定
passwd hoge
# 一旦終了して、設定反映確認
exit
wsl -t RockyLinux
wsl -d RockyLinux
あとがき
今回、Dockerイメージを使った方法をご紹介しましたが
Rocky Linuxの公式サイトに別方法も紹介されてます。( ちょっと大変 )
「なんかオカシイ・・」という事があれば、公式の方法で構築する事をおススメします。
また、特にコダワリがなくRedHat系であればなんでもいい!というようであれば
冒頭でも書いていますが、現在は「Oracle Linux 8.5」がストアから手に入りますので
一番手間がかからないかと思われます。
ではでは。
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