TableauでAppleの株価を可視化
データソース
前回に引き続き、なにかデータを探します。
apple_historical_quotes.csvという、興味深そうなデータがありました。
アップルの歴史...、もしかしたらAppleの株価のことかな?
中身はこんな感じ。おーーー、これってローソク足のグラフとか使えるんじゃね?
そもそもローソク足って普段使うことなければ、株価をグラフ化する時くらいしか使わないのでいい機会です。
とはいえ、各データの意味もわからないので、いつも通りGPT先生に聞きます。
[User]
Close/Last, Volume, Open, High, Low
これはなに?
[ChatGPT]
これは株式市場や金融取引で使われる表の形式です。各列は以下のような情報を表しています:
Close/Last: 前日の取引終了時点での株価や商品価格などの最終値
Volume: 出来高、つまり取引された数量や取引量
Open: 当日の取引開始時点での株価や商品価格などの開始値
High: 当日の取引中に記録された最高価格
Low: 当日の取引中に記録された最安価格
これらの情報は、特定の金融商品(株式、商品先物、仮想通貨など)の取引状況や価格動向を把握するのに使用されます。
[User]
Volumeは値動きのこと?
[ChatGPT]
Volume(出来高)は、取引された数量や取引量を表します。値動き(Price movement)とは異なります。
値動きは株価や商品価格の変動を指し、通常は「Close/Last」「Open」「High」「Low」の列に表示されます。
一方、Volumeは取引された数量を示し、市場の活況度や注目度を示す指標として使われます。
Volumeが高い場合、市場での取引が活発であることを示し、Volumeが低い場合は市場が静かであることを示します。
なるほど、これならローソク足を作るのに十分な要素はありそうです。
ローソク足作成
早速、Tableauで作成していきましょう。
まずは計算フィールドを使って以下の3つを表現できるようにします。
- ローソク:1日の終値と始値の差
- ヒゲ:1日の高値と低値の差
- 値動き:終値が始値より上なら「陽線」、下なら「陰線」
これだけ用意すればできそうな気がします。値動きは1日で株価が上がれば赤、下がれば青で分かりやすくなりそうです。
クエリパイプライン上では、日付(ディメンション)を使えば問題なくグラフはできると想定しています。
わざわざLOD表現を使って、計算フィールドを複雑にする必要は無いはずです。
で、計算フィールドで以下の通り用意しました。
・ローソク
「Close/Last」-[Open]
・ヒゲ
[Low]-[High]
・値動き
IF [ローソク] > 0 THEN '上昇'
ELSE '下降'
END
もうちょいイカした名前考えれるようになりたい。。ヒゲて。
手順
以下の通り進めていきます
- 行に「年月」、列に「(合計)高値」と「(合計)始値」の二重軸
- マークはどちらもガントチャートを選択
- 「(合計)高値」には「サイズ」に「(合計)ヒゲ」を持っていきます。
- 「(合計)始値」には「サイズ」に「(合計)ローソク」を持っていきます。
これでもうほぼ完成です。
あとはサイズ調整したり、陽線と陰線の色合いを編集すればこんな感じになります。
これは1ヶ月分のチャートです。
1ヶ月単位ではあんまり大きな動きが無くて寂しいですね。
それだけ安定している企業ということですが。
では、全体を俯瞰してみましょう。2010年頃からの約10年間です。
さ、さすがApple様。とんでもない伸びですね。
(どことなーく、S&P500っぽいですが)
けど2019年終わり頃にガクンと下がっている様に見えるのは、恐らくコロナによる下落ですね。
これ以降のデータは無かったのでこのくらいにしときます。
↓今回作成したViz
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