読書について
読書が嫌いだった
私は読書が嫌いな人でした。
今思い返してみると、小学生の時、誕生日プレゼントが期待したゲームではなく、エジソンの伝記だったことが原因なのかもしれません。
取り敢えず貰ったから読んでは見るものの、興味は全く沸かず、ただただ苦痛だったことは強く記憶に残っています。
それからというもの文字を読むという作業自体がどんどん億劫になっていき、国語の授業はほぼ記憶にありません。
文章は原作者が書いたから正解は原作者しかしらないはず。問題の制作側が解答を作るのはおかしいと思いまともに向き合うことをしていませんでした。
そんな読書という行為から逃げ続けていた私ですが、今では月に2〜5冊ぐらい新書をAmazonで購入し読書するという習慣を続けています。
読書歴としては見習いレベルではありますが、これまでの読書を振り返って変わったと感じたことを紹介しようと思います。
そもそも読書しようと思ったきっかけ
きっかけは以前勤めていた会社での出来事でした。
私の仕事のレベルの低さに憂いた先輩エンジニアが、頭が良くするために本をもっと読むべきだ。実際今本を読んでいるのか?と質問されたことがありました。
残念ながら読書というものを軽視していた私は全く言い返すことができず、悔しい思いをしたのを覚えています。
この件をきっかけに読書をやってみることにしました。
ただ、本を読むだけでは味気なかったので、読んだ本に対してレビューを書くということを自分へのルールとして課しました。
読書開始後の変化
取り敢えずAmazonでジャンルは問わずタイトルから興味のある本を適当に購入してみました。
読み終えたらAmazonにレビューを書き、また次の本を購入するというサイクルの繰り返しです。
変化として現れたのはまずはモチベーションでした。
稚拙なレビューではありますが、投稿後たまに「参考になった」が付くことが増えてきました。
Amazonにはレビューランキングというものがあるのですが、参考になったの数が増えるにつれてランキングがどんどん上がる訳です。
レビュー開始後は数百万台だったのが、どんどん数字が小さくなっていきそれが面白くなって、読書を続けていくモチベーションになりました。
と同時に、承認欲求とは恐ろしいなと思ったことも覚えています。
レビューの変化
今でもレビューを書く時間は1〜2時間程度かかっています。
これでも初期に比べたら大分効率化されたと思っています。
具体的には読書中に気になった部分に付箋を貼っています。また、iPadを使ってメモを取りながら全体像を把握するよう努めています。
この作業を行うことで本の骨子を捉えやすくなり、レビューを書くときに要点のまとめに非常に助かっています。
そして、実際に手を動かすことにより記憶への定着が増した気がしています。
ミーティングでついていけるようになってきた
数年この作業を繰り返し行ったことで、読解力・要約力が上がり、職場での議論についていけるようになったと感じています。
会話はテンポが早く時に理解・整理が及ばずうまく議論についていけないと思うことがあったのですが、その確率が下がった気がしています。
今話していることの議題は何なのか?を素早くまとめ、芯食った答えをするにはどういう角度から質問していけばいいかをまとめる力が向上したと思っています。
見識が広がる
特定のジャンルに偏らず読書をすることを心がけてはいますがビジネス書が多いです。
しかし、ビジネス書でも地政、経済、世界情勢、ITなど色々なジャンルのものを読んでいます。
読了後は自分の視野が広がった気がして、今回も為になったなと自己満足することが多いです。
もちろん、中には自分と肌の合わない、噛み合わない本もあります。
結構評価は高いけど自分はうまく消化できなかったなと反省すると共に、次の読書の伸びしろが垣間見えるのでほくそ笑んだりしています。
最後に
読書は年代を問わず長く付き合える趣味の1つです。
読書におけるモチベーションは様々だとは思いますが、私は
- 要約力が磨かれること
- 見識が広がること
- それが今後の自分の将来への成長につながっていること
が大きなモチベーションになっています。
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