図解 「いいキャリア」の育て方 「5つの資」から考える人生戦略の備忘録
概要
図解 「いいキャリア」の育て方 「5つの資」から考える人生戦略の備忘録
経験学習モデル
良いキャリアには自己成長が必要
経験から学習するという一連のサイクルを如何に効率的に回すかが成長のスピードに影響してくる
ベンチャー企業では多くの経験ができる反面、内省時間が不足し、早食いによる消化不良を起こすことがあるので注意
成長には負けの経験が不可欠
常勝に見える人でも負けの経験が土台になっていることは多い
つまり負けの経験が成長に必要だということ
負けというネガティブな経験を避けるのではなく、寄り添っていく勇気を持つことが大事
職務経歴書を定期的に更新
半年〜1年のスパンで更新しておく(記憶が新しいうちにやる)
経歴書は資本の確認にもつながる
これを開示するのは未来の同僚であるという視点で書こう
STAR形式でまとめると分かりやすい
- どの企業で
- どういう状況で(S)
- 何の課題に対して(T)
- どういう取り組みをして(A)
- どういう成果だったか(R)
0→1 企画・立ち上げ・設計など
企業 | 課題 | 状況・問題 | 打ち手 | 結果・成果 |
---|---|---|---|---|
A社 | インターンの立ち上げ | 学生がうまく応募してくれない | A社初のインターンを企画 | ◎インターンして内定者が増えた |
1→10 フォーマット化・業務フロー化
企業 | 課題 | 状況・問題 | 打ち手 | 結果・成果 |
---|---|---|---|---|
B社 | 採用のナレッジ化 | 採用がうまく行かなかったので自分のナレッジを型化して共有 | ナレッジを整理して勉強会を開催 | △うまく成果には結びついていない |
10→100 拡大・難しい状況を打破
企業 | 課題 | 状況・問題 | 打ち手 | 結果・成果 |
---|---|---|---|---|
C社 | 業務委託の待遇改善 | 業務委託が中長期で契約更新してくれない | 相場や現場の状況の聞き取りを行い業務委託会社と交渉 | ◯一定の部署では効果が出たが、費用対効果が悪いという意見も出た |
給与額が決定されるためには4つの要素の優先順位がある
自分が頑張ったのに給与に反映されないという不満を持つことは多いと思う
一方で個人のパフォーマンスは4つの優先順位の一番下なのを理解しておこう
逆に利益率の高い会社に入れば個人のパフォーマンスが低調でも良い給与を得られる可能性があるということ
- 利益率
- 金融、コンサル、製薬は利益率が高い
- 小売、飲食は利益率が低い
- 需給バランス
- 人材獲得難易度が高い専門職は高給取り傾向
- 会計士やエンジニアは高い傾向。一方で希望が多く人材の替えも効く旅行やアニメなどは低い傾向
- 経営の意思
- 社員への還元よりも株主への還元が優先度高かったり、家族経営の場合にはどうしても優先度に色が出てきたりする
- 個人のパフォーマンス
- 成果を出しやすい仕事はある(高度な技術職は成果出しやすいが、ライン工などは難しい)
キャリアアップとは交渉力の向上である
キャリアアップのイメージとしては賃金の向上を想起し易いが、交渉力の向上が根本にある
交渉できる力が強い結果として賃金の向上がある
つまり、一個人として会社から評価・理解してもらえるレベルでのスキル・経験を有していて、会社にとって 替えがきかない人 であることが求められる
見方によっては交渉力とは 自由の獲得 とも言える
キャリアは我慢大会ではない
社会人というのはそういうものというフレーズが出てきたら、その人は我慢大会の参加者だと思った方が良い
我慢しすぎてしまうと
- 心身の健康を保てなくなる
- 改善すべき点を見ないようになる
- 自社内部に適応しすぎて、市場価値が伸びない
- 自分がしてきた我慢を人に強いるようになる
意味のある我慢(理想に近づくための我慢)と意味のない我慢(単なる消耗)の判断を謝らないようにする
チームメンバーの満足度をハックマン・オルダムの職務特性モデルで評価
1on1で話が発散しがちになる際に、職務特性モデルで現状把握して、方向性を考える上で役立ちそう
クイックに相談して自分の考えを整理する
相談しながら自分の考えをアウトプットする。アウトプットすることで気づきが得られ自分の考えがまとまるのでおすすめ(オートクライン)
もちろん相談相手は選ぶこと。一見相談に乗ってくれそうでも、キャリアの相談に適さない人がいる(あなたをコントロールしようとする人、あなたのキャリアが自分の損得に関わる人)
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