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PyCon JP 2025に最年少主催メンバーとして参加してきた。

に公開

実は今年の4月から広島市立大学に入学しており、大学で所属したサークルにて、PyCon JPが今年は広島で開催されることを知りました。これは絶対に参加するしかないと思い、先輩(達)と一緒に主催メンバーとして運営に携わらせていただきました。
また、PyCon JP 2025の主催メンバーとしては(おそらく)僕が最年少でしたので、学生の立場から見たカンファレンス運営を時系列で書いていこうと思います。

当日まで

2025/04 - 05 PyCon JP 2025が広島で開催されることを知る

大学にも慣れてきた4月後半、大学の先輩のポストでPyCon JPが広島で開催されることを知りました。これは乗るしかない!と思い、そのポストを引用し、「運営に参加してみたい」とポストしてみたところ、先輩からDiscord上で反応があり、参加することになりました。

https://x.com/T_taku0427/status/1922623769589301722

2025/06 ウェブサイトの作成を始める

この時期から、ウェブサイトに関する会議が始まりました。去年のコンテンツを踏襲していくのはもちろんですが、初の広島開催だからこそ、広島の魅力を伝えるページを作りたいという話をこの会議でした気がします。また、この辺りでデザイナーさんから初版のFigmaのデザインが上がり、「これを実装するのか…!」と楽しみだった反面、「このコンテンツ量を全て実装し切れるのだろうか」という不安が同時にやってきました。

2025/07 - とにかくウェブサイトを実装する

今回のウェブサイトの技術スタックを次の通りに決定し、早速実装に取り掛かりました。

  • フレームワーク: Next.js 15.3.2 (SSG - Static Site Generation)
  • 言語: TypeScript 5, React 19
  • スタイリング: Tailwind CSS 4
  • コンテンツ管理: MDX
  • デプロイ: Cloudflare Pages
  • 外部API: Google Sheets API, Blogger API

カンファレンスの顔となるウェブサイトは、なるべく早く、正確かつデザインを忠実に再現する必要があります。また、多言語対応を行う必要があり、普段の業務で使用しているApp Routerではなく、よりシンプルに実装を行えると感じたPages Routerを使用しました。この辺の技術の話は、次の記事でより詳しく解説していきたいと思います。
また、今回一緒にウェブサイトの実装を行なった方が、実装の難しいところ、手間のかかる部分を全て一手に引き受けてくださいましたので、僕はほぼフロント部分のみしか書いていません。お忙しい中、チケット管理もしてくださり、頭が上がりません🙇‍♂️
https://2025.pycon.jp
カッコいいサイトなのでぜひ見てみてください👀

開催期間

Day 0 - 準備期間

いわゆる準備期間です。僕は6月の主催メンバー合宿を諸事情があり休んでいましたので、ここで初の顔合わせとなりました(週1のZoom MTGでは顔を合わせてはいましたが)。
ウェブサイトを実装し終えた今、特に僕が所属していた広報チームはすることがなかったので、どうせならSNS用の動画を作ろうと思い、スマホで映像を撮影したり、他のチームのお手伝いをしたりしていました。

これは準備期間に控え室に組み立ててあったブロック

Day 1

いよいよカンファレンス1日目。当日はカメラマンの仕事をする予定でした。しかし自分が想像していた以上の外国からの参加者の多さ!受付デスクでも日本語以外の言語が飛び交いました。受付デスクがパンクする前に何かお手伝いをしようと、なんとなく英語の通訳として受付デスクに参加してみました。僕が話した中で、アメリカ、インド、韓国、台湾、イギリスから参加された方がいらっしゃいました。「国際色豊かで面白いな」なんて思いながら仕事を続けていました。
また、休憩時間には他のメンバーの方と、自分の旅行体験や「ここの国に行きたい!」など、楽しくおしゃべりをしていました。
この日の夜にはパーティーが近くで行われ、僕も参加しました。他の参加者の方やメンバーの方と一緒にご飯を食べながら、大学生活やPythonの魅力についての話をしたり、カンファレンスを行うまでの苦労を称え合ったりしました。一気にみんなの距離が近くなっていた気がします。
また、パーティー中には「一緒に写真撮ろうよ!」と声をかけてくださる参加者の方も多く、嬉しかったです!

受付でたまたま仲良くなって話していたインドから来られた方々と、市大sのショット

Day 2

カンファレンス2日目。この日は朝から印刷物を捌いたり、少し時間に余裕があったのでカメラマンとしての仕事も再開したりしました。トークも少しだけ聴くことができました。特に聞いて面白かったトークは、日本の俳句からプログラミングを学ぶというトークです。
https://2025.pycon.jp/ja/timetable/talk/BFDEE7
日本古来の俳句はプログラミングと実は似ている、ということがよくわかるトークでした。海外の方は俳句をそのような視点から見ているのか!と、勉強になりました。
また、この日の最後の大トリは、大塚あみさんによるKeynote。僕があまり詳しくないAIを用いたプログラミング法についてトークされていました。「#100日チャレンジ」と称して、毎日1個何かしらの成果物を作るという取り組みはすごく興味深かったですし、毎日続けられることがすごいなと感じました。

今回カンファレンスに"主催メンバー"として参加してみて感じたこと

チャレンジに年齢は関係ない

今回のカンファレンスを通して感じたことは、これに尽きます。チャレンジすることに対して、年齢は本当に関係ないなと思いました。今回の運営には、さまざまな年齢層の方が主催メンバーとして参加されていました。また、カンファレンス歴が無い僕のようなメンバーに対しても、1人のメンバーとして対等に話せる環境を与えていただき、沢山のことを学ぶことができました。
PyCon JPの場合、若い方をたくさん募集しているとのことですので、ぜひ来年以降も大学生のチャレンジの場所であり続けてもらえたら嬉しいなと、勝手に思います。

面白い話を聞くことができる

年齢がバラバラな上、本業がプログラマーでは無い方、プログラマーの方、Pythonが得意な方と、様々な方が在籍しているチームのため、人生に関する話を聞かせていただけたり、最新技術のキャッチアップをすることができました。

達成感を味わうことができる

カンファレンスが無事に終わった日には、何にも変えることができない達成感を味わうことができました。これまで共により良いカンファレンスを行うためにぶつかり合ってきたメンバーの皆さんと、この感情を共有できたことは何よりも嬉しかったです。

英語を勉強しよう

英語が少しでも話せるだけで、PyConを10倍も、20倍も楽しめます。英語のトークを聞けることはもちろんですが、世界中の参加者の方とコミュニケーションを取れるというのはと〜〜〜〜〜〜〜っても楽しいです。シアトルの方からおすすめのバーガー店を教えてもらったり、インドの方からインドの有名なお菓子を教えてもらったり。

最後に

PyCon JPは、来年も広島での開催が決まりました。まだ来年の主催メンバーに参加するかは決めていませんが、来年のPyCon JPも素晴らしいものになることを願っています。
半年間に渡り一緒に活動していただいた主催メンバーの方々、本当にありがとうございました。またどこかでお会いできることを心の底から楽しみにしております!

(おまけ)
スポンサーブースでたくさんステッカーをもらいました。いっぱいiPadに貼りました(パソコンはすぐに剥がれそうだったのでやめておきました)。
https://x.com/T_taku0427/status/1972477165536170004
聞けていないトークがかなりあるのですが、アーカイブ配信があると聞いています👀
感想はまたポストします。

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