ReactでGoogleMapの実装をしてみた
はじめに
web制作をメインでやっていた時に毎回と言うほどGoogleMapのカスタムを実装していました。
当時はJqueryで実装していたのですが、Reactの場合はどんな感じで実装するんだろうと気になって試してみました!
この記事でわかること
- Reactを使ったGoogleMapの実装
- 簡単なカスタマイズ方法
事前準備編
GoogleMapを描画するライブラリを探す
選定をnpmtrends使って簡単に行いました。
DL数と更新頻度が新しいreact-google-maps-api
を使う事にしました。
GoogleMapを表示する時に使うGoogle Maps API Keyを取得する
API Keyがないと地図を描画できないため、取得します。
手順は公式のドキュメントを見ながら出来ました。
カードの登録が必要だから、ちょっとだけ手間。
実装編
Reactは18を使います。
スタイルはChakra UIを使ってやっていきます。
GoogleMapを表示する
ミライトデザインの事務所を初期位置にして地図を表示してみましょう。
地図が表示される事を確認
ソースコードはこちら。
補足しておくと、公式のデモコードはLoadScript
を使っていますが、useJsApiLoaderで実装するのが新しい書き方っぽいのでそちらを使っています。
実装したコードは以下のコミットに入っています。
今のままだと、どの場所を表示しているのかわからないので改善しましょう。
マーカーを設置する
MarkerComponentを使います
+ const markerLabel: google.maps.MarkerLabel = {
+ text: "ミライトデザイン",
+ fontFamily: "sans-serif",
+ fontSize: "15px",
+ fontWeight: "bold",
+ };
return (
<>
{isLoaded ? (
<GoogleMapComponent mapContainerStyle={containerStyle} onLoad={onLoad}>
+ <MarkerF position={props.defaultPosition} label={markerLabel} />
</GoogleMapComponent>
) : (
"loading"
)}
</>
);
見慣れた赤いピンが出てきましたね。テキストも挿入できます。
このままだと見た目がよろしくないので実用的ではないですね。
名前とかではなくてA・B・Cとか1・2・3みたいに1文字で使いたい時に使うものかもしれないですね🤔
マーカーにホバーした時に吹き出しを表示するみたい事も出来るようなので、合わせ技なら使い道は全然ありそうです。
実装したコードは以下のコミットに入っています。
吹き出しを設置する
infowindowComponentを使います。
吹き出しの中には自由にhtmlを設置出来るので、こちらの方が使い勝手は良さそうですね。
サンプルでは1つしか書いていないですが、複数の設置も可能です。
return (
<>
{isLoaded ? (
<GoogleMapComponent mapContainerStyle={containerStyle} onLoad={onLoad}>
+ <InfoWindowF position={props.defaultPosition}>
+ <>
+ <Text
+ fontSize={16}
+ as={"p"}
+ align={"center"}
+ fontWeight={"bold"}
+ color={"green.400"}
+ >
+ 会社のロゴ
+ </Text>
+ <img
+ width="150px"
+ src="https://miraito-+inc.co.jp/images/fix_logomark_A_flat%20.png"
+ alt=""
+ />
+ </>
+ </InfoWindowF>
</GoogleMapComponent>
) : (
"loading"
)}
</>
);
GoogleMapのデザインを変える
web制作していた時に毎回やってたやつ。
意外と知らない人もいるかもしれないですが、GoogleMapのデザインってカスタマイズ出来るんです。
自分はよくこのサイトを使ってました。
ベースとなるデザインをここから選定して、細かいデザインの調整をするって感じの使い方をしてました。
適当に好きなデザインを選択して、左下にあるソースコードをコピーしましょう。
+ import { InterfaceMap } from "./GoogleMapStyles";
+ const googleMapOptions = {
+ styles: InterfaceMap,
+};
return (
<>
{isLoaded ? (
<GoogleMapComponent
+ options={googleMapOptions}
zoom={zoom}
mapContainerStyle={containerStyle}
onLoad={onLoad}
></GoogleMapComponent>
) : (
"loading"
)}
</>
);
デフォルト
Interface map
Subtle Grayscale
自分はInterface mapが見やすくて好きですね。
こんな感じでサイトのコンセプトに合わせたデザインにしたい時はsnazzymapsを使ってベースとなるスタイルを選定するのはおすすめです。
GoogleMapStyles.tsの中身はここに置いてます。
終わりに
ライブラリの使い方自体に手こずりはしましたが、実装は割とサクッといけました。
ドキュメントにもReact18用の実装方法を書いてあったらハマらなくて良かったのですが、ドキュメントの更新が追いついていないのかもしれないですね。
困った時はissueから情報を得るというのが経験として入ったので良しとしましょう。
もう少し凝った実装を紹介したいのですが長くなりそうなので別の記事にしようかと思います。
DirectionsApiを使ってルート検索も出来るみたいなので試してみたいです。
次はtomoさんによる【MySQL】UNION,UNION ALLのクエリ実行速度比較の記事になります!
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