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クリティカルユーザージャーニーを考えてみる
クリティカルユーザージャーニーとは?
- ユーザー体験を見える化したカスタマージャーニーの中でも、特にビジネスの観点から重要とされる部分にフォーカスしたカスタマージャーニー
- ユーザー価値を高め、ユーザー中心のプロダクト開発を推進できるツール
- ユーザージャーニーは利用者が目標を達成するために行う一連のタスク
⇒ クリティカルユーザージャーニーは多くの目標を達成するために共通するタスクや重要な目標を達成するために行う一連の流れ
構成
- プロダクトの構造およびチームが目指すゴールの高さに応じて複数のレイヤーで構成されている
- 仮装食事アプリの場合はこんな感じ
1 段階目
- とにかくシンプルに何がしたいかを目標に
2 段階目
- 目標がレベルアップすると複数のタスクが発生するはず
3 段階目
- 目標がさらにレベルアップするとタスクに対してサブタスクが発生するはず
重要なこと
CUJは、基本的にユーザーニーズに基づき、エビデンスとユーザーデータに裏付けられる必要があり、属人的な定義やプロダクトの機能から決まるものではありません。そのため、しっかりとユーザーデータを知る必要があります。
「どういう特性がプロダクトにはあるのか」という考え方ではなく、ユーザーニーズを明確にして本当にプロダクトがニーズに合っているジャーニーをつくる必要があります。つまり、製品が持っている機能だけで判断をしてはいけません。
CUJ 作成による嬉しいポイント
- 課題の発見と新たなチャンスを発掘できる
バグや問題点を特定できる
ユーザーのニーズに応えられていないポイントを明らかにできる
プロダクトベースで判断せず、ユーザーのニーズに対してマッチしているのかで判断する
CUJに応じていない場合、プロダクトは全くニーズに当てはまっていないということになる
- プロダクトの成功のトラッキング
進捗評価も重要
成功指標の測定が可能
- プロダクト関連業務の優先順位付け
頻度や課題の深刻度にかかわるさまざまな優先順位付けが可能
プロダクトの目標の設定にも利用可能
- ベンチマークとの比較が可能になる
CUJのタスクは、アクセシビリティ評価の設計にも利用可能