LPIC Level1,Level2の資格を取りました
Zenn初投稿です.
以前からインフラ系の領域に興味があったので,最近Linuxの基本的な勉強を兼ねてLPICのLevel1とLevel2の資格をとりました🎉
Zennへの投稿テストも兼ねて少しばかり感想を書いていこうと思います.
(今どきLPICの対策や勉強方法はネットでどれだけでも出てくるので,紹介してもなあ...と思います)
自分について
- エンジニア歴: 3年
- 所属: アプリケーションエンジニア(?) 最近は主にバックエンド開発をしている
- 所有資格: なし
- Linuxに関する経験・知識: 開発やデプロイの一環でサーバに入って作業をする程度
期間
LPIC Level1,Level2はそれぞれ試験が2回ずつあり,それぞれの試験に2ヶ月弱くらいの準備期間を用意して合計8ヶ月弱くらい.
平日は1,2時間程度で休日は3~5時間程度の時間を確保した.
LPICスコア
- Level1 101試験: 710/800
- Level1 102試験: 750/800
- Level2 201試験: 740/800
- Level2 202試験: 740/800
なぜLPIC?(なぜLinuCではない?)
自分は勉強し始める直前まで知らなかったのですが,LPICとは別にLinuCというLinuxの認定資格が存在します.このあたりの情報もネットにたくさん解説記事があるので説明不要だと思いますが,LinuCはLPI-Japanが提供しているLinux関連の認定資格です.
日本向けならLinuCの方がいいのかな?とも思ったのですが,結局自分は聞き馴染みのあるLPICを選びました.(LinuCという名称がどれだけ浸透しているのか自分の中であまり感覚がつかめなかったのでLPICにしたというのが本音ですが,LinuCができてもう5年程度経っているので,流石にそんなことはないと思います)
使った教材 + α
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ping-t
- 説明不要なくらい有名なIT試験学習サイト
- Level2からは有料になります
- Linux教科書 LPIC スピードマスター問題集
- 俗に言う「白本」
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VirtualBox
- MacBookしか持っていないので仮想マシンを立てていろいろ試しました
- ディスク追加や複数のマシン間で通信など物理的な制約を意識せずに実験ができるので大変お世話になりました
- 仮想マシンなので万が一壊れても大丈夫
試験を受けてみた感想
試験を通していくつか学びを得ました.
LPICの資格に対して誤解していた
実際にLPICの勉強をしてみるまでは,
- LPICはコマンドとオプションをひたすら覚えるだけで実践的ではない資格である
- LPICの参考書はコマンドとその説明がひたすら羅列してある書物である
と思っていました.
完全に誤っているかといえば3,4割くらいは間違ってないと思います.
確かに試験ではコマンドやオプションについての設問が多いですが,コマンドを理解するためにはLinuxの仕組みや機能について知っている必要があります.
Linuxの仕組みや機能についてはping-tや白本でちゃんと解説されているので,資格を取らなくてもLinuxの基本的な仕組みや機能を知るためには有用だと思います.
勉強した次の日から実務で役に立つ
自分がバックエンド周りの開発を担当していることも大きく関係していますが,勉強したばかりのコマンドやソフトウェアの使い方といった内容が,業務でいきなり使える場面がよくありました.
ここまではっきりと資格取得の効果が発揮される場面もそこまで多くはないかもしれませんが,この経験を忘れずに今後いろいろな領域にチャレンジしていきたいなと思いました.
試験費用が結構かかる
今回LPICを取ったのは完全に個人的な興味からなので,完全実費で受験しました.
LPICは試験毎に費用がかかるので,Level1,Level2を受けるだけで4回も支払いをしました🥶
ping-tは試験費用の割引プランのようなものをやっているのですが,すぐに売り切れになってしまい使えませんでした.
ベンダー資格だと費用がもっと高いと聞くので,使えるのであれば会社の支援制度のようなものを使ったほうが絶対にいいと思います.
試験センターを初めて使った
LPICは全国にある試験センターで受験できます(オンライン受験もできるみたいです).自分は初めて試験センターを使いました.
試験センターに行ってそこのPCで試験を解くのですが,問題を解き終わった次のページですぐにスコアと合否が出力されるので,あまりにもあっさりとしていて衝撃的でした😅
さいごに
今回Zenn初投稿になりますが,今後も不定期に記事を書くことができればなと思います.
Discussion
初めまして。私もバックエンドで3年程度の開発経験だったのですが、同様にインフラを触ってみたい気持ちがあり、とても参考になる記事でした。投稿ありがとうございます!