【AWS資格から始めるAWS入門】 AWS Certified Machine Learning - Specialty編
前回に引き続き、AWSの勉強の一環として、AWS Certified Machine Learning - Specialtyを取得したので、その活動記録を残します。
今回取得した資格
通称MLSです。最近はAI系統の技術がトレンドですが、こちらはMLS自体はもっと前からある資格で、内容もAIというよりも機械学習全般に関するものになっています。
最近、AWS Certified AI PractitionerやAWS Certified Machine Learning Engineer - AssociateといったAI系の新しい資格が発表されたばかりなので、もしかしたらMLSは今後廃止されるんじゃないかと思っていましたが、結局何のアナウンスもなかったので存続するようです。
勉強期間
2024年8月中旬 ~ 2024年9月中旬
勉強に使ったもの
- CloudTech
170問ほどあります。序盤で主に使いました
- 【最短攻略】AWS 認定機械学習 – 専門知識 模擬問題集
事前調査で一番よく紹介されていたudemyの問題集だったと思います。65 * 2 + 32問ありますが、32問は問題集ではなく知識チェックみたいなものだったので使ってません。
ブログ執筆時に確認したらバグ(?)で評価レビューが0件になっていたのですが、問題の質は悪くない一方で、誤答や誤った解説が多いのがかなり目立ったので注意が必要だと思います。
- AWS Certified Machine Learning Specialty Practice Exams
よくお世話になっている講師の問題集です。20 * 6問あります。この方の問題集はいつも難しすぎず簡単すぎずでちょうどいいので、知識が少しついてきたタイミングで着手しました。珍しく誤った解説もあった気がします。
- 【MLS-C01対応】AWS認定 機械学習 – 専門知識 模擬問題集+詳解 【2024年版最新】
日本語圏の講師が作っているudemyの問題集。65 * 4 + 20問あります。
自分が初めて解いたときは解説がよくわからなかったり誤答の疑いのある問題がチラホラあって信憑性にかける部分があったのですが、勉強期間中に問題集に大きめの更新があり、だいぶ改善されていたように思えます。買った後でも教材が更新されていくのはudemyのいいところですね。
- AWS Certified Machine Learning Specialty Practice Exams
評価は圧倒的に多いudemyの問題集です。10 + 65 + 25問あります。
- AWS Certified Machine Learning Specialty 2024 - Hands On!
いつもお世話になっている講師の講座動画です。ちなみにメインで解説している講師はいつもの人ではないです。勉強序盤にサラッと見て中盤にもう一度ちゃんと見ました。
- ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト[第2版]
事前の調査で、G検定というディープラーニング系の検定試験のテキストが役にたつという情報を得ていたので買ってみました。結果的には一回目を通しただけなので不要だったと思います。
-
AWS公式サンプル問題集
-
AWS公式模擬試験
勉強方法
- 試験ガイドを読む
- G検定の本を読む
- とても簡潔に概要だけをかいつまんで説明していたので、かなり薄くですが機械学習系の情報収集はできたと思います
- udemyのレクチャー動画を見る
- さらっと見ました。初見ではイマイチピンと来ないのはいつものことですが、雰囲気だけ理解しました
- 問題集を解く(1回目)
- 初見時は覚えることの多さにかなり圧倒されました
- 初耳の内容は全てメモしました
- メモを深掘りする
- 問題を解いて初耳の内容は逐次メモを残して、ちゃんと調べるのはまとまった時間で一気に行いました
- このタイミングで結構理解が進んだと思います
- 問題集を解く(2回目)
- 大幅に正答率を上げることができました
- 知識がある程度増えた上で問題を解いていると、問題集側の誤りや信頼できない解説にも気がつくようになってきました
- udemyのレクチャー動画を見る(二回目)
- 改めて講座の動画を見ることで、自分の中の解釈が合っているかどうかの確認ができるのでやって良かったと思います
- 改めて見ると、意外と知らないことや抜け落ちている知識があったのでかなり役に立ちました
- AWS公式サンプル問題を解く
- AWS公式模擬試験を解く
- 問題集を眺める
- もう一周解くほどの時間はなかったので、過去の誤答のみに絞って解説を眺めました
- メモを眺める
- 今回は特に初見の用語が多かったので、メモが長かったです
- 最終チェックとして見直しをしました
試験の感想
ANSやSCSに比べるとだいぶ易しめだったように思います。他のAWSの資格に比べて、AWSに直接関係ない知識(G検定のテキストで紹介されているようなこと)が半分くらいを占めていました。
MLSの教材についてですが、AWSに直接関係のない専門知識(機械学習や統計全般)を多く必要としていることもあってか、誤答や信憑性の低い解説が、他のAWSの資格で使っていた教材よりも圧倒的に多かったように感じました。他の問題集の似たような問題の解説文と照らし合わせたり、自分で調査したりして自分が納得いく解説を探すことが結構重要だったと思います。
また、昨今のAIブームが関係あるのかまではわかりませんが、MLSで問われるようなAWSの技術に関してもすでにサービス終了や新規受付終了になっているものが何件かあったので紹介します。※割と最近の発表されたものもあるので、試験に出てこないかどうかの保証はできません。
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AWS Data Pipeline
- 新規受付終了
- AWSの公式試験ガイドでも試験範囲から明確に外されています
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Amazon Forecast
- 新規受付終了
- たまに問題集に出てきてはいますが、今後は出てこないかも?
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Amazon Deeplens
- サービス終了?
- たまに問題集に出てきていますが、ドキュメントすら開けない状態です
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Amazon Elastic Inference
- 新規受付終了
- 結構問題集には出てきていますが、これも新規受付は終了しています
- AWS Inferentiaを搭載したインスタンスを使うようにアナウンスしているみたいです。
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AWS Certified Data Engineer - Associate
まだ今年の前半に正式リリースされたばかりの試験です。結構難しいらしいのでassociateレベルでも油断できません。
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