【AWS資格から始めるAWS入門】 AWS Certified Advanced Networking - Specialty編
前回に引き続き、AWSの勉強の一環として、AWS Certified Advanced Networking - Specialtyを取得したので、その活動記録を残します。
今回取得した資格
通称ANSです。AWSの資格としてはトップレベルで難易度が高いと多くの記事で紹介されているものになります。
勉強期間
2024年6月下旬 ~ 2024年8月中旬
勉強内容がかなり難しく、一週間ほど折れてしまっていた時期などもあり大事をとって若干長めに時間をとりました。
勉強に使ったもの
- CloudTech(途中で断念)
350問ほどあります。Specialtyレベルの資格は問題集が少ないので、350問もあるのは頼りになるのではないかと思いましたが、他の問題集の方が質が高くちゃんとメンテナンスもされていたので結局ほぼ使わなかったです。
- [NEW] AWS Certified Advanced Networking Specialty 2024
いつもお世話になっているudemyの講師の方のレクチャー動画です。
今までの資格の勉強でもほぼ毎回レクチャー動画を買っていますが、今回最もちゃんと使ったと思います。
- Practice Exam - AWS Certified Advanced Networking Specialty
同じくいつもお世話になっているudemyの講師の方の問題集です。
65問 + 15問 の構成になっており、今までの資格の問題集より大幅に問題数が少なかったので他の問題集で補いました。
- AWS Certified Advanced Networking Specialty Practice Exams
同じくいつもお世話になっているudemyの講師の方の問題集です。
20問 * 3セット の構成となっています。
- AWS Advanced Networking - Specialty ANS-C01完全対応問題集 2023[日本語]
今回初めて購入させていただいた問題集です。日本語です。
40問 + 35問 の構成となっています。
- 【ANS-C01対応】AWS認定 高度なネットワーキング – 専門知識 模擬問題集+詳解 【2024年版最新】
前回のお世話になった講師の方の問題集です。
65問 * 2 + 35問 の構成となっています。
- AWS公式模擬試験
AWSが公式で提供している模擬試験になります。20問用意されています。
- AWS公式サンプル問題集
AWSが公式で提供しているサンプル問題集になります。10問用意されています。
- exam-prep-standard-course-aws-certified-advanced-networking-specialty-ans-c01-japanese
skill builderにて提供されている教材です(無料)。
簡単な問題集とフラッシュカード(一問一答のカードみたいなもの)問題があったので利用しました。
勉強方法
- 試験ガイドを読む
- さらっと目を通した程度です
- udemyのレクチャー動画をみる(途中断念)
- 今までの勉強方法どおりに初めにレクチャー動画を見ました
- ネットワークの試験は他の試験よりも圧倒的に初見の概念が多く、この時点ではほとんどの内容が理解できませんでした
- 加えて、動画の時間もかなり長く、問題集に着手できるようになるまでの時間がかかり過ぎてしまうと判断したので、結構序盤で視聴を断念して問題集から始める方針に変えました
- 問題集の解説を読む
- どうせ考えても知らない内容ばかりなので、問題集の問題は全く解かずに解説を全部読みました
- こうすることで、出題傾向とその対策を効率よく行うことができました
- (昔、全く同じ方法をLpicの勉強で行ったことがあったので役に立ちました。全くわからない分野の勉強をするときに結構おすすめだと思います)
- udemyのレクチャー動画をみる(二回目)
- 問題集の解説を全部読むことで、大体の出題傾向と出題されるリソースや概念がなんとなくわかったので、改めてレクチャー動画を見ました
- なんとなく知っている程度の知識や、問題集の解説を読んでもピンと来なかった部分などが、かなりわかりやすく解説されていたので、とても効果があったと思います
- 問題集を解く
- ここで初めて問題集を解きました
- すでに解説を読んでしまってはいますが、レクチャー動画をちゃんと見たり、追加で気になる部分を調べていたりして、結構時間は空いていたので問題自体はほとんど覚えていませんでしたが、この時点で平均して70 ~ 75%程度の正答率でした
- 問題集の誤答を見直す
- 今までの資格の勉強では最低でも2周、多くて4周程度問題集を周回していましたが、今回はこの時点で結構時間を使ってしまっていたので、誤答のみに絞って解説を見直して行きました
- 出来上がったメモを見直す
- いつもやっていることですが、仕上げとして、レクチャー動画や問題集の解説を通して書き溜めたメモをみなおしました
- (結構たくさんメモをとったつもりでしたが、SCSのメモの方が行数が多かったです笑)
試験の感想
AWSの資格でトップレベルの難易度と言われていたので結構身構えていましたが、満足できるハイスコアをとれたのでよかったです。
ANSがトップレベルに難しいと言われる理由について個人的に考えてみましたが、下記の点が大きいのではないかと思っています。
- ANS C00とC01(現在最新)で大幅な改訂があった
- 事前の情報収集にて知りました
- C00とC01では取り扱う試験範囲がだいぶ変わったみたいです
- C00の時代にベストプラクティスだったものが、各種リソースの新規登場やアップデートによって大きく変わってしまった内容が多いみたいです
- C01に対応した各種教材が少なかったこともあり、2023年ごろの合格体験記ではかなり難しいという評価になったのではないかと思います
- (ちなみにですが、udemyなどの教材でもC01対応と謳いながら十分にメンテナンスがされずにC00の内容のままの教材も稀にあるので、教材のレビューにも目を通した方がいいと思います)
- 今までの資格の知識があまり使えない分野である
- AWSの資格をたくさんとっていると、他の資格で勉強してきた内容を活かしやすいです
- とくにSAPやSAAで学んだ内容は広範囲にわたって役に立っている印象です
- ANSは他の資格とはかなり独立した分野になっているので、ほとんどゼロに近いレベルからの勉強が必要になる点も原因なのではないかと思います
- AWSの資格をたくさんとっていると、他の資格で勉強してきた内容を活かしやすいです
- 個人で触ることが難しい勉強内容が多い
- 個人的にはこれが一番大きいのではないかと思いました
- AWS <-> オンプレミス 間のハイブリッドネットワークに関する領域を勉強する必要があるのですが、これを個人の環境で用意するのはとても厳しいと思います
- Direct Connectは個人で用意するのは現実的ではないですし、BGPまわりの勉強をするにしても、用意しないといけないリソースがとてもたくさんあるのでかなり大変だと思います
- 今まで実際に手を動かしながら勉強してきた人たちにとっては、とても厳しい分野になると思います
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AWS Certified Machine Learning - Specialty
機械学習周りの資格になります。業務でも機械学習は扱っていないので、もしかしたら準備が大変かもしれません。
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