【AWS資格から始めるAWS入門】AWS Certified Solutions Architect - Professional編
そういえば、知らないうちにAWS関連のページのfaviconがちょっとオシャレになりましたよね。自分はこっちの方が好きです🙂
前回に引き続き、AWSの勉強の一環として、AWS Certified Solutions Architect - Professionalを取得したので、その活動記録を残します。
その前に: AWS認定に関する変更に関するニュース
記事を書くタイミングの都合上、今更感がちょっとありますが、AWS認定に関するニュースがいくつか発表されています。
AWS認定の受験料が値上がりする
AWS認定では、合格特典として次に受験する任意のAWS認定試験の受験料を半額にするクーポンがついてくるので、持っている方は絶対に使ったほうがいいです。
AWS認定の種類が3個減って1個増える
これにより、2024年4月30日以降に取得可能なAWS認定の資格の種類は12->10に変更になりそうです。
本題: 今回取得した資格
SAPと言われている資格です。別の資格でSAP on AWS - Specialtyというものもありますが、こちらではありません。
AWS認定を全て取得した方々の記事を何件も読みましたが、AWS認定資格の中でもSAPはTOP1,2を争うくらい難しいという意見が多く見られました。
勉強期間
2023年12月下旬 ~ 2024年2月下旬
AWS認定資格における最難関レベルという情報は事前に把握していたので、準備期間は少し多めに取りました。
後述しますが、問題集のボリュームと難易度に圧倒されて、2024年1月中旬くらいに2週間弱くらい逃避してました😅
この期間は年末年始や祝日が多かったので、うまく時間を活用できたと思います。
勉強に使ったもの
- AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版 (AWS認定資格試験テキスト)
CLF,SAAと同じシリーズの本を買いました。SAAの時に初めに読んでそれっきりだったので要らないかなーと思いながらも今回も購入しました。
結局今回も最初に読んでそれっきりだったので、必須ではないかもしれません。
- Ultimate AWS Certified Solutions Architect Professional 2024
今回も引き続きudemyの教材を使いました。今回も、事前に勉強方法ネットで調べて最もよく出てきた教材を選びました。
この教材は一般的な書籍や教材に比べて高額ですが、AWS関連の勉強で使ったどの教材よりもわかりやすく、とても勉強になったので、それなりの価値はあるものだと自分は思います。
- Practice Exam AWS Certified Solutions Architect Professional
- AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Exam
- AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Exam
上記三つの教材は同じくudemyのもので、全て問題集になります。今回の勉強ではとにかく問題を解く方針をとりました。
一番上の教師二人が写っている問題集が少し優しく、真ん中の教師一人が写っている問題集が少し厳しくて、一番下の教師が写っていない問題集が一番大変でした。(サムネイルの人の数と難易度が反比例していて面白かったです笑)
udemyは不定期に割引セールをやっているみたいで、50%以上安くなっていることもあるのでタイミングをみて買いましょう
- AWS公式サンプル問題
AWS公式でサンプル問題を公開しているのでありがたく使わせていただきました。ちなみにこのサンプル問題の解説も上述のudemyの教材でやってくれていたので助かりました。
- AWS公式模擬試験
これもありがたく使わせていただきました。
勉強方法
上記の教材を上から順にやっていきました。
- 書籍を読む
- 数日くらいでサッと読みました。本は分厚いですが、後半は模擬問題集(80問くらい)になっているので、問題を解かなければすぐ読み終わります。問題集はこの段階では意味不明なので最後まで残しておきました。
- udemyの教材を視聴する
- SAPは特に出題内容が広く深く、動画時間が長いので1.75倍速再生で視聴しました
- 全編英語ですが、動画設定の日本語字幕がとても優秀なので全く困りませんでした
- スライドも全て英語ですが、図の使い方がとても上手いので全く困りませんでした
- (SAAでudemyのメモ機能を使ったときに全然使い物にならなかったので、今回は初めから手元のtxtファイルにメモしました)
- udemyの問題集を解く
- 一番時間をかけました
- 時間の許す限り周回しました
- 一周目: 解く。綺麗に全部正答率60%前後
- 二周目: 解く。なぜ間違えたのかをメモに残す。大体正答率75~80%
- 二周目で多少慣れていたとしても75問を解くのには120分くらいかかり、解説を読むだけでも90分くらいかかりました。平日に取れる時間もそこまで多くなく、解説まで読む集中力がなかったので、75問を解く時は解説は翌日に回しました。
- 三周目: メモを見ながら気になった問題だけ解く。
- 四周目: 最終確認で間違えたところだけ眺める。
- 書籍の模擬問題を解く
- AWS公式サンプル問題を解く
- AWS公式模擬試験を解く
SAPは試験範囲が広く深いのが特徴なので、今回はたくさん問題を解く方針をとりました。
udemyの問題集 * 3 + 書籍の模擬問題 + AWS公式サンプル問題 + AWS公式模擬試験 でSAPの試験換算でおよそ10~11回分の問題を用意しました。
"さすがにやりすぎなのではないか?"と自分でも勉強中に思いましたが、新しい問題を解けば解くほど知らない仕様や躓きポイントがみつかるので、多すぎということは全然なかったと思います。
試験の感想
難しかった、というより長かった、の方が感想としては強いです。
これだけ解く練習をしても大変なのは変わらず、当日も"これだけ解いてもまだN問もあるのか。。。"と思いながら解いてました笑
勉強の仕方が悪かったというのあって、個人的にはSAAの方が難しかったです。
Q: 資格はいいけどAWSの理解は進んでる?
A: 結構役に立ってると思ってます。
自分は業務でAWSを触りながらバックエンドの開発もしています。
新しい機能の設計をする時に、AWSのどんなリソースを使えば解決できるのか、このリソースを使った時に考慮しないといけないことは何か、などソリューションアーキテクト的な知見が結構役に立っている気がします。
他にも、既存の自社のインフラ構成を眺めてみて、AWSのベストプラクティスとくらべてどうか、やコストをさらに削減するにはどうするべきかなどを考えられるようになったのは大きな進歩だと思います。
試験の結果はいつ頃わかる?
今回も試験センターで受験しました。
LPICはLevel1、Level2ともに試験を終了した次のページで合否がわかります。
AWS認定資格の試験は違っていて、CLFは同様に即時にわかるのですが、SAAとSAPはその場では合否がわかりません。
自分はSAAもSAPも土曜日の午前中に受験していますが、結果がメールで通知されたのはどちらもその日の20時過ぎでした。
軽くネットで調べてみましたが、似たようなパターンが多いみたいなので、バッチ処理的なものでどこかのリージョンで一括処理されているのかなーと少し思いました。
結果がなかなか返ってこなくてソワソワしている方は参考までに。
Next
Professionalの資格は二種類しかないので、もうひとつの資格であるAWS Certified DevOps Engineer - Professionalを受けてみようと思います。
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