📏

【紹介】 システム開発のおすすめ文章・書籍

2024/03/13に公開
  • IPA 機能要件の合意形成ガイド
  • IPA ユーザのための要件定義ガイド 第2版
  • 書籍:システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ
  • IPA 実務に活かすIT化の原理原則17ヶ条 ~プロジェクトを成功に導く超上流の勘どころ~
  • IPA 経営者が参画する品質要求の確保 ~超上流から攻めるIT化の勘どころ~

Web: IPA 機能要件の合意形成ガイド
https://www.ipa.go.jp/sec/softwareengineering/reports/20100331.html

Web: ユーザのための要件定義ガイド 第2版
https://www.ipa.go.jp/archive/publish/tn20191220.html

これらは、IPAがリリースしているシステム開発の教科書的なもので、各工程での成果物が整理されています。これに相当することは普通するよね、という点で、変なことは書かれていない印象です。

書籍: システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ
https://www.ctp.co.jp/book/book525/

ケンブリッジテクノロジーパートナーズの提唱するFM(ファンクショナリティマトリクス)(*1) にかなりのページ数を使っています。要件分析・要件定義にてステークホルダーと機能内容とスコープの調整に使用します。これは、アジャイル開発でのある種のストーリーマッピングに相当するものと思います。

私個人としては、この辺りの合意形成に苦労したので(*2)、かなりベターな手法だと思っています。

(*1) システム構築の失敗はFMで防ぐ、あるいはなぜ僕らは要求定義でこのツールを愛用し続けるのか?
https://blogs.itmedia.co.jp/magic/2021/08/fm.html

(*2) ステークホルダーとやりたいこととスコープ(時期)が正確に共有できないこと。その後に開発チームとステークホルダーの認識齟齬。また、各工程別に発生するエージェンシースラック。具体的には、何か成果物を出せば良い(項目を埋めれば良い)という考えになって、その成果物をインプットとするチームが混乱して炎上する。

ユーザ企業としての側面を持っている場合、その観点でIPAの文章で面白かったものは下記です。(但し、コンセプト主体で実務的な内容ではない。)

Web: IPA 実務に活かすIT化の原理原則17ヶ条 ~プロジェクトを成功に導く超上流の勘どころ~
https://www.ipa.go.jp/archive/publish/secbooks20101012.html

Web: IPA 経営者が参画する品質要求の確保 ~超上流から攻めるIT化の勘どころ~
https://www.ipa.go.jp/archive/publish/secbooks20060525.html

Discussion