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合意形成が全て
どこの組織に行っても「アジャイル」という言葉を都合で良く使う人達が多い印象です。アジャイル開発で感じることは、
- プラクティスだけをなぞるのはそれ程難しくない。
- 自律したチームに成長するのは至難であり、かつ時間が掛かる。
- 適切なプロジェクトの選択 and プラクティスの適用方法の工夫 and チームメンバーの意識・成長。
何が課題となるのか? 何が本質に問題なのか? 下記、私の考察です。
IPA なぜ、いまアジャイルが必要か?
- 私は、p.10(添付の画像)がアジャイルの本質(Why)だと考えます。
- プラクティスはそのためのHow。
- p10.は、それに適したプロジェクト and そのプロジェクトへの適用方法の工夫 and チームメンバーの意識・成長が必要です。
では、何に失敗するのか? それはウォーターフォールだとかアジャイルのプラクティスの問題ではないと考えます。
- 何を作って良いのか、作らせる側と作る側の双方が分かっていない。
- もしくは、双方にそれぞれの暗黙の了解がある。が、実際は双方に齟齬が発生する。
- その結果、作らせる側 vs. 作る側 の対立構造となり、相互に大きな溝が出来てしまっている。
- 自分側が相手側の立場に立ったことがないので、何が課題・根本的な問題なのか理解できない。
- 自分側が相手に伝えるスキルが低い(かもしれない)。
- 自分側が自分側の考えを整理するスキル
- それを相手側に伝えるスキル
- だから、要求→要件→設計→実装→試験→受入の各段階で、合意形成が大切。
- 合意とは、第三者に、経緯・背景、課題、結論、結果を追跡可能にすること。
- それはウォーターフォールでもアジャイルであっても変わらない。
- それが出来ていない状況で、アジャイルという言い訳になっていないか?
合意形成が全て。
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