Bundlrについて調べてみる
Bundlrとは?
簡単に言うと、ArweaveのL2ソリューション。保存するデータをまとめる(Bundle)ことでパフォーマンスを向上させる。具体的には、Arweave上で行われるトランザクションの量を4000%増加させ、データのアップロードを約3000倍高速化させるとのこと。
またBundlrには主要なブロックチェーンからアクセスでき、支払いもETH、SOL、AVAX、MATICなどで行うことができる。将来的にはフィアットでの支払いも可能にするらしい。
特筆すべきはArweaveにアップロードされるデータの90%以上はBundlr経由であること。それだけ利用されているということだろう。
Bundlrの仕組み
Bundlrはbundlersという複数のトランザクションをまとめるためのノードで構成される。ユーザーがアップロードしたデータは2分ごとに他のデータと一緒にまとめられ、Arweaveに送られる。
BundlrからArweaveへの支払いは$ARで行われるが、ユーザーがデータをBundlrにアップロードする際は、さまざまなトークンでの支払いが可能。
またBundlrではユーザーのネイティブキーが利用でき、EthereumやSolanaなど、あらゆるキータイプでトランザクション署名が可能。
ユーザーがBundlrにデータをアップロードすると、数時間以内にトランザクションがArweaveにアップロードされることを示すレシートが送られてくる。このレシートは3人のバリデーターによって署名され、トランザクションが追跡される。
バリデーターはインセンティブとして、トランザクションが完了するたびにマージンを受け取ることができる。3人のバリデーターのうち、取引が完了したことを確認する必要があるのは1人だけである。
各コンポーネントの説明
Bundler
Bundler(Bundlrとは別)はBundlr上のノードで、受け取ったトランザクションをより少ないArweaveトランザクションにバンドルする。ユーザーから送られた通貨をBundlerが保管できる上限は、ステークされた$BNDLRに紐づく。この概念をLeveraged Proof-of-Stake (LPoS)と呼ぶ。
Validator
Validatorは、1つまたは複数のBundlerを検証するノードで、通常、Co-signerもしくはIdleのどちらかの状態。
- Co-signer: Bundlerが送信したトランザクションに署名し検証する
- Idle: Co-signerまたはLeaderとして選ばれない場合のidle状態
バリデータには、その作業に対してトークンによる報酬が与えられる。リーダーは追加ボーナスを得る
Gateways
Gatewayは、複数のbundlerからトランザクションを集約してインデックスを作成するノードである
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